妖精とはなにか?

だいたい哲学科なんて学科は不思議ちゃんが多くて、ぼくも不思議ちゃんたちと戯(たわむ)れることを趣味の一環としているのだけど、なかにはホォと唸るようなホントに不思議なのがいて、ぼくであれば3回くらい生まれ変わってもきっと見ることがのできないようなものを “見た” と言っていたりする。たとえば、妖精を見た!と言うのは数人いた。

彼らが言う妖精像は一定しない。光の玉のようだったと言ったのがいたし、半透明の存在と言った人もいる。てるてる坊主みたいとか、バカボンのパパみたいというのもあった。聞かせてもらってそれなりにおもしろい。それぞれが言う妖精像が一定しないものだから、妖精の “現物” なんてものはないのだろうとこちらは思うのだが、話してくれる方はどっこい真剣そのものなのである。

彼らがなにかを見たことはまちがいない。それよりぼくが不思議に思うのは、彼らが「あれはきっと妖精にちがいない」と強い推量をしているのではなく、「あれは妖精である」と断言して、決して揺るがないことなのだ。妖精とは、どうやら「妖精である」以外には判断できないなにかのようなのである。

by enzian | 2008-12-05 22:00 | ※キャンパスで | Trackback | Comments(6)

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Commented at 2008-12-13 20:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2008-12-14 08:56
鍵コメさん

楽しい横道、ど~も~。^^
鍵コメさんが5行目で書かれているような
状況にある人が他のブロガーさんにもおられますよ。

ぼくは不思議ちゃんがけっこう好きなタイプなので
ほとんどストレスは感じませんが、
不思議ちゃんたち自身は、
いろいろとストレスが多いようで、
大変みたいです。

妖精にはいろいろいるようですね。
それがまず不思議なのですが、
それが確実に妖精である、
と異口同音に主張する確信がおもしろい、
と思うのです。

誰も、中高で妖精学概論とか学んだことはない
わけですから、どうしてそういう判断ができるのかなぁと
そんなことを考えたりします。

どこかの国の、どこかの森へ行けば必ず会える
というのは、ぼくも聞いたことがあります。
Commented by 座敷童 at 2008-12-15 00:56 x
そーですねー
イギリス童話絵本とかのイメージが先行しているような気がします。
日本でいつ頃から妖精と呼ばれる象徴が現れたのかも
知りたいところです。
むしろ「怪しい光を見た」と言った方が納得するような。
ん?そもそも妖精って光るんですかね?
とりあえず田舎では、「ライターくらいのちっさいおっさん」
を見たという話はよく聞きます。
不思議な事に、美女じゃなくてみんなおっさんなんですよ。
ちっさいおっさん・・・捕まえてみたい。
縁の下にまんじゅう投げ入れたりしてみましたが・・・。
Commented by えほんうるふ at 2008-12-15 15:18 x
久々にお邪魔します。
久々にお邪魔しましたのは、久々に私のブログに来客がありまして、その方がenzianさんの「ピックアップ・ブロガー」での紹介を見てお出で頂いたとのことでしたので、ご縁に感謝しつつ近況報告に参ったわけでございます。
・・といっても報告するほどの身辺変化はないのですが(^^;)、とりあえず元気にしております。

妖精と言えば、「ムーミン」が妖精だったって知ってました?
これを初めて人から聞いたとき、私はひっくりかえりそうになりました。
なにせ、それまで私にとって妖精とは、Cicely Mary Barkerの描くそれだったわけで、そのイメージのギャップたるや、まさに月とスッポンなのでした。

この一件で、実物を見たことがなくても個々人の既成イメージというのは勝手に作られるものなのだな~と思い知った私は、その後サッカーのストイコビッチ選手の愛称が「ピクシー」だと聞いても、すんなりと受け入れられる懐の深いオトナになったのでした(笑)
Commented by enzian at 2008-12-15 22:51
座敷童さま

>イギリス童話絵本とかのイメージが先行しているような気がします。

「妖精」という言葉についてはそうかもしれませんね。
あるいは、ディズニーとかの影響もあるかもしれません。
ただ、問題なのは、目撃者^^の語る妖精たちは、
童話やディズニーの語る妖精とは
似ても似つかないことです。

>日本でいつ頃から妖精と呼ばれる象徴が現れたのかも
知りたいところです。

それは興味深いですね。

>ちっさいおっさん・・・

不思議ですね。
ちっちゃいおっさんがいればちっさいおばあさんとか、
ちっさいおじいさんとか、
ちっさいちっさい少年とかがいるはずですが‥‥
そういうのは聞かないですね。

あっそうそう、子狸は小さな少年(この言葉、変だな)
に化けることがあると聞きましたよ。
Commented by enzian at 2008-12-15 23:02
えほんうるふさん

お久しぶりですね。
コメント、ありがとうございます。

>その方がenzianさんの「ピックアップ・ブロガー」での紹介を見てお出で頂いたとのことでした

それはよかったです。
絵本に興味のおありの方なのかもしれませんね。

>妖精と言えば、「ムーミン」が妖精だったって知ってました?

一応知ってました。
でもあの妖精はいわゆるFairyとは月とスッポンですね。
北欧の妖精は原語的にはFairyではないと思いますが、
なかなか日本語には訳しにくいのだろうと思います。

>ピクシー

そう言えば、ピクシーも妖精ですよね。
ややこしい‥‥^^

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