ユキヒョウには共感しても、ホオジロサメには共感しない。

お正月に録っていた「プラネットアース」を見たのだ。プラネットアースは多くの名作を擁する「NHKスペシャル」のうちでも名作中の名作だと思うが、今回のは、長大なプラネットアースのうちでも選りすぐりの名場面集なのだという。自然界の話だから、どうしても喰うか喰われるか、というのが多いのだけど、ときにはハイスピードカメラを交えた最新の映像が映し出す “現実” を前に、ぼくの心は右に左に揺れた。喰われる者を応援しているかと思ったら次の瞬間には喰う者を応援したり。喰う者と喰われる者の組み合わせによっては、もうどちらの肩をもったらいいのかわからなくなるような場面さえあったのだ。

ただ、どちらの肩をもつかという心の揺れは、組み合わせによってはまったくない場合もあった。その“振幅”には、組み合わせによって大小があったのだ。以下の例で考えてみよう。(左が喰う者、右が喰われる者。)

1.ユキヒョウ――― アイベックス?(野生の山羊?)
2.ホオジロザメ―― オットセイ
3.ライオン―――― ゾウ
4・ワニ―――――― ヌー(野生の牛?)

このうち、ユキヒョウとアイベックスの組み合わせでは、ぼくの心はぐらぐらと揺れた。腹を空かしたメスライオンと若いゾウの組み合わせでもそれなりに揺れた。しかし、ワニと無数にいるヌーの組み合わせではほとんど終始ヌーの肩をもち、ホオジロザメとオットセイに至っては完全にオットセイの側にまわった。つまり、振幅の大きさは1>3>4>2なのだ。ぼくのなかではこの順序はほとんど不動だが、その理由を説明するのはやっかいだ。

by enzian | 2009-01-12 12:38 | ※テレビ・新聞より | Trackback | Comments(7)

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Commented by kaori--y at 2009-01-14 23:48
寒中お見舞申し上げます。
寒さ厳しき折、いかがお過ごしですか。(なーんて^^)

どちらかに圧倒的な強さがある場合、
もしくはどちらかが圧倒的に有利な場合、
enzianさんは弱い方や不利な方に味方したくなるのかなぁ、
と思いました。
それはなぜか?というところが考えどころなのでしょうか。
なぜだろう・・・ふむ・・・ふむ~~
Commented by enzian at 2009-01-15 22:23
かおりさん

毎日厳しい寒さが続きますが
かおりさんには、いかがお過ごしでしょうか。
なーんて、(>▽<)/彡バンバン
(寒中お見舞い返し)

>どちらかに圧倒的な強さがある場合、
もしくはどちらかが圧倒的に有利な場合、
enzianさんは弱い方や不利な方に味方したくなるのかなぁ、
と思いました。

さすが、かおりさん。
ぼくの性質を知っているなぁと思いました。^^

>それはなぜか?というところが考えどころなのでしょうか。

そうそう。
なぜでしょうね!^^

Commented by SOULSLEEP at 2009-01-19 14:14 x
enzianさん 初めまして☆ハワイからお邪魔しています。
実は、自分のブログをエキサイトに決めたのも、enzianさんのブログにお邪魔して写真も文章も素敵だなと思ったからです。そして、
昨年秋は本当に自分と戦っていた時期で、『哲学』と検索して、
であったのがenzianさんのブログだったのでした。いろいろ拝見し、元気づけられました。どうもありがとうございました☆

コメントが多すぎました。。2につづく
Commented by SOUL SLEEP at 2009-01-19 14:15 x
さて、上の記事ですが、2のさめとオットセイは完全に私もオットセイの味方です。なぜかというと、鮫のイメージが文句なしに獰猛だから。きっとかわいそうな鮫の話でもあればイメージも変わるんでしょうが、とかく鮫は悪いイメージですよね。
それはそれでかわいそうに。。
象とライオンだと、大きさでは象の勝ちですし、ライオンも良いイメージため悩みどころですが、微妙に象の味方をしてしまいそうです。。
ワニとヌーだと、ワニが水面下で襲っていて、その襲い方が卑怯に感じるので、ヌーの味方。
ユキヒョウとアイベックスとやらは見たことがないので、
イメージできないです。。ザンネン。
・・なんて哲学していない答えでしょうか。。失礼しました。。

今度はもう少し哲学的にコメントできるよう、がんばります☆
Commented by enzian at 2009-01-20 00:17
SOUL SLEEPさん

はじめまして、enzianです。
コメント、ありがとうです。
むむっ知らぬうちに人のお役に立っていたのですか。
どういたしまして、です。

>きっとかわいそうな鮫の話でもあればイメージも変わるんでしょうが、とかく鮫は悪いイメージですよね。

(^^)そんなのがあると変わるでしょう。
でもそんなのがまった作れないほどに
鮫には悪いイメージがあるのでしょうね。

ユキヒョウというのはヒョウなのですが、
普通のヒョウとはちがって、なにやら気品があります。
たしか、ヒマラヤの方では、女神とか神の使い
とか言われていたと思いますが、
それもわかるような気がするような動物です。

今後ともよろしくです。(^0^)v
Commented by 座敷童 at 2009-01-23 02:08 x
ユキヒョウはきれいですよね。動物園で見られない動物を見たいが為に
ケーブルテレビに入ろうか悩みますよ。

うーん何ですかな、補色側の口の大きさですかね。
のどに食らいついて窒息させるタイプ→骨ごとへし折るタイプ→肉をくちぎるタイプ
即死の可能性が低いほど、生きる為の捕食でも、
食うか食われるかのパワーバランスが拮抗しているような。
もう放送コードにかかって見れないかもしれないですが、
鹿がピラニアに襲われる映像はグラグラした記憶があります。
Commented by enzian at 2009-01-23 23:28
座敷童さま

ユキヒョウは気品があるね。

>うーん何ですかな、補色側の口の大きさですかね。

なるほど。
口の大きさというのは大きいかもしれないですね。

>鹿がピラニアに襲われる映像はグラグラした記憶があります。

無数の小さなものが大きなものを食べる、
というのも怖い気がしますね。
アリが無数に集って、といのもコワイ。

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