『おさるはおさる』(いとうひろし)

b0037269_21105158.jpgずっと以前にブロガーさんに教えてもらい、授業にも使える良い本だとわかっていたので早く紹介したかったのですが、その良さをうまく説明することができなくて、今になりました。といっても、やっとこさ上手に紹介できそうだというのではなく、書名だけお知らせしますので、ご自身で手にとって判断ください、ということなのです。

主人公は、「おさる」君。仲良しの友だちたちと南の島でのんびり暮らしています。友だちたちとおさる君の外見はそっくりで、毎日の行動も同じ。おさる君自身でさえ、どれが本当の自分なのかわからなくなるほどです。

ところが、そんなおさる君を震撼(しんかん)させる事件が起きます。おさる君の耳をカニがはさんで離さなくなってしまったのです。耳にカニをぶら下げている猿など、おさる君以外にはいません。おさる君は突然ひとりぼっちになってしまったのです。心細くなったおさる君はおじいちゃんに相談します。おさる君はこのピンチを乗り切ることができるのでしょうか?




1.「自分」の自覚のためには自分とは違うものからの働きかけが必要であること。
2.私たちはそれぞれ別の特徴をもち、その意味で孤独(オンリーワン)であること。
3.でも、誰もが孤独であるという意味で共通しており、同じであること。(1に戻る)

by enzian | 2009-01-13 21:57 | ※好きな絵本(コミック) | Trackback | Comments(7)

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Commented by non at 2009-01-15 23:36 x
進化するブログ~
コメント欄が一挙に増えて うれしいです (★^▽^)V

友人であれ 家族であれ
自分と全く同じ様に感じ・考える人は いないのだな~と
最近 特に 身にしみております。

enzianさん オススメのこの絵本
読んでみますね~
Commented by enzian at 2009-01-16 00:13
nonさん

進化してますでしょうか。^^;
ともかく、コメント欄は増えました。

>友人であれ 家族であれ
自分と全く同じ様に感じ・考える人は いないのだな~と
最近 特に 身にしみております。

よくわからないぼくが言うのはなんですが、
nonさんの場合は、HPを拝見するだけで
もう間違いなくオリジナルですよ。
よい意味で我が道を行く、という印象です。
たぶん、似ている方はそうそうおられないでしょう。^^v

この絵本は絵もやさしい絵で、
いい感じなのです。
Commented by 忘却者 at 2009-01-16 13:49 x
仰る通りだと思います。

ですが、「誰もが孤独であるという意味で共通しており、同じであること」が、わからない人には、何と説明すればよいでしょうか。
Commented by enzian at 2009-01-16 21:23
忘却者さん

どういうレベルの質問かがわからないのですが、
説明する必要はないのではいですか?

まず、説明してもわからない人にはわからないだろうし、
また、わからない方が幸せかもしれませんしね。
Commented by aroomwithaview at 2009-01-17 10:52
こんにちは。
高校時代に登校拒否していました。
その頃の同級生(美術専攻の似たもの同士)に
毎年夏の帰国の際に会うのですが、
“あの頃は、何をあそこまで気にしていたのだろうね?”って
今じゃ笑い話です。
笑えるだけ成長したのか必要なだけの時が過ぎたのか・・・
その間にenzianさんの言う1~3のプロセスをひとまわり
するような気がします。

プラス、歳を重ねてカニから開放されてもロブスターが
ついてきたり、重石の重量や質感が変わっていくような・・・
そんなことの繰り返しの気もします。
良く言えば、その繰り返しの中で上昇する
螺旋を歩んでいるのかなと。

3年前になるんですね・・・はやいなぁ。
enzianさんの記事のおかげでいろいろ思い出したり
考えさせられたり、あたたかい気持ちになったり。
ありがとう。
Commented by enzian at 2009-01-17 14:12
aroomwithaviewさん

こんにちは。
美術専攻だったのですか。
@@ひぃ~ ( ̄○ ̄;)おおっ!
(美的センスゼロのおやじ、驚くの図。)

>“あの頃は、何をあそこまで気にしていたのだろうね?”って
今じゃ笑い話です。

ぼくも、なにやら若いころには、
得体の知れない
“もつれ”があったような気がします。
それがなにであったのか、
今でもわかりませんが。

でも、今あるもつれも、
何年かしたら得体の知れないもの
になるのかもしれません。

何年かして、思い出話にできれば、
しめたものですよね。

>その間にenzianさんの言う1~3のプロセスをひとまわり
するような気がします。

このプロセスはずっと繰り返すのかもしれません。
Commented by enzian at 2009-01-17 14:19
aroomwithaviewさん

>プラス、歳を重ねてカニから開放されてもロブスターが
ついてきたり、重石の重量や質感が変わっていくような・・・

「ロブスター」という言葉に個人的にうけました。
なるほどロブスターか‥‥
そうですね。仮に同じものが挟んだとしても、
その質感は変わっていくのでしょうね。
そういう意味では、同じプロセスを踏んでも、
印象としては違うものとなるかもしれません。

>良く言えば、その繰り返しの中で上昇する
螺旋を歩んでいるのかなと。

ぼくもそう思います‥‥
というより、そう思いたい、というのが近いかな。^^;

>3年にもなるのですね。

3年かかってしまいました。(^^ヾ

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