久米明

久米明(敬称を略する)が主演のドラマを見た。しばらく久米明がテレビに出るのを観なかったので、バチあたりなぼくは勝手にもうお亡くなりになったのかと思っていた。氏の木訥(ぼくとつ)とした話し方が好きなのだけど、ドラマでも淡々と老人を演じていた。ぼくは演技のデフォルメ(誇張)が強くなればなるほど早くチャンネルを変えるタイプなのだが、最後まで楽しんで観ることができた。いいドラマだった。さすが久米明だ。

久米明を好きなのは小学校のときからだ。当時、日曜日の夜10時から「すばらしい世界旅行」(OPED)というテレビ番組が放送されていて、そのナレーターが久米明だった。久米明のナレーションに導かれながら、ぼくはパプアニューギニアのジャングルやアマゾンで生活する人たちの様子を観ていた。そんなところにいつか行ってみたいと思っていた。この番組を観るときだけ10時すぎても起きていることを許された。日曜日の夜は少しだけ大人になれた気がした。

今でも久米明の木訥とした話し声を聞くと、そのときの高揚したような、それでいて胸を押さえつけられているような不思議な気持ちがよみがえる。ぼくからすれば、なんとしてもいつまでも元気でいて欲しい方なのだ。ドラマの最後の場面では、すでにお亡くなりになっている設定だったのだけどね。

by enzian | 2009-02-15 23:33 | ※テレビ・新聞より | Trackback | Comments(11)

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Commented by non at 2009-02-16 09:12 x
残念ながらドラマは見逃しましたが~
新聞であらすじだけは チェックしていました。
渡辺美佐子さんと夫婦役をされたのですね。
もう83歳にもなられていて~
ネットでこのドラマの画像を見ましたが
とても素敵に年取られていらっしゃいますね~
「ゆーちゅーぶ」も覗いてきましたが あの番組の熱心なファンでは
なかったけど 音楽とナレーションには聞き覚えがありました。
ついでに「大江戸捜査網」の懐かしい音楽と映像も見られて
うれしかったです。(^▽^)V
Commented by 毒きのこ at 2009-02-16 23:12 x
裸より恥ずかしい・・・デス
「声」って・・・(^^)

久米明さんのナレーションは
声の世界遺産!って言うぐらいの
重み・渋み・苦み・もちろん朴訥さも・・
その方のソウルというか生き様というか
同じセリフを言ったとしても
抑揚・間・イントネーション・声の出し方・・
まるごとその方の体から出て
音になるんです・・ネ

そして
空気を伝わって
誰かの心を震わせる

柄にもなく昨年ぐらいから
やたりに人前で
話したり声を聞かせることを
控えるようになりました
やるとしても必要最低限・・・
なんかもったいないなぁ~って
とっておきの時や
本当に話したい時、話したい言葉を、話したい人に
なるべくとっておきたいって

社交辞令とか無駄話しも嫌いじゃないけど
あんまりいらんことで声を使いたくない
永遠の乙女(!?)みたいなこと
ほざいておる今日このごろ^^;


enzianさんの講義(動画)での声を
初めて聞いた時は驚きしたよ~
「京都生まれの、東京在住のよ~な 爽やかはんなり青年?」
って印象がありまして (@@)
Commented by 座敷童 at 2009-02-17 01:12 x
久米明はいいですよね、私の中では下条アトムと双璧です。
確かその後の「新世界紀行」とか、確か私も
その番組だけは日曜でも遅くまで見せてもらえた記憶があります。
とにかくカメラワークというか、映像が群を抜いていたので、
本当に外の国にあこがれたものです。
久米氏の声はいい意味で「ぼーっと聞いていられる声」で、
四角四面なアナウンサーとは違った、
その場面の中の雰囲気を指でなぞってくれるような
ナレーションだったと思います。

日本には声優とか、落語とか、
声だけでの表現者ってすごく多彩だなと思っとります。
Commented by enzian at 2009-02-19 00:01
nonさま

>残念ながらドラマは見逃しましたが~
新聞であらすじだけは チェックしていました。
渡辺美佐子さんと夫婦役をされたのですね。

そうです。
チェックされたいたのですね。
さすがです。^^

>もう83歳にもなられていて~
ネットでこのドラマの画像を見ましたが
とても素敵に年取られていらっしゃいますね~

そう思います。

>ついでに「大江戸捜査網」の懐かしい音楽と映像も見られて
うれしかったです。(^▽^)V

杉さまですよね。ちなみにわたくし、
いさかじゅうぞう(漢字がわからん)が好きでした。^^v
Commented by enzian at 2009-02-19 00:06
毒きのこさん

>久米明さんのナレーションは
声の世界遺産!って言うぐらいの

おぉそれは言い得て妙ですね。
世界遺産決定です。^^

>その方のソウルというか生き様というか
同じセリフを言ったとしても
抑揚・間・イントネーション・声の出し方・・
まるごとその方の体から出て
音になるんです・・ネ
そして
空気を伝わって
誰かの心を震わせる

そうですね。
ソウルがソウルをふるわせるのでしょうね。^^

>柄にもなく昨年ぐらいから
やたりに人前で
話したり声を聞かせることを
控えるようになりました
やるとしても必要最低限・・・
なんかもったいないなぁ~って
とっておきの時や
本当に話したい時、話したい言葉を、話したい人に
なるべくとっておきたいって

それはぼくもこのごろ思っていることです。
誰も彼もやたらしゃべっている印象がありますが、
なにやらそういうのは疲れます。
大切なことを最小限話したいですね。
Commented by enzian at 2009-02-19 00:07
毒きのこさん、続き

>「京都生まれの、東京在住のよ~な 爽やかはんなり青年?」
って印象がありまして (@@

゛(/><)/ ひぃ
Commented by enzian at 2009-02-19 00:13
座敷童さま

>久米明はいいですよね、私の中では下条アトムと双璧です。

下条●●とは比較せんでください!
\(*`∧´)/ムッキー!!
(ひさびさにこの顔文字を使った。)

>確かその後の「新世界紀行」とか、確か私も
その番組だけは日曜でも遅くまで見せてもらえた記憶があります。

「すばらしい世界旅行」の後は
「知られざる世界」というのがありました。
それほど長くは続きませんでしたが。
そのあとに、「新世界紀行」でしょうか。

>とにかくカメラワークというか、映像が群を抜いていたので、
本当に外の国にあこがれたものです。

そうでしたね。
こういう番組で外国に憧れた人も多かったでしょう。

>久米氏の声はいい意味で「ぼーっと聞いていられる声」で、
四角四面なアナウンサーとは違った、
その場面の中の雰囲気を指でなぞってくれるような
ナレーションだったと思います。

いまのナレーターのなかには
映像を活かすことよりも自己顕示欲を充たすことに
執心しておられる方が多いようで興ざめすることがありますね。
Commented by coeurdefleur at 2009-02-22 15:53
子供の頃から知っているからというだけでなく、
彼の声や話し方には、なんとも「懐かしい」臭がある。(臭は失礼かしら^^;

寝る前に何かお話して~とおねだりしたくなる温かな語り口。
いつまでもお元気でいて欲しいかたですね。

久米明のコンゴ
http://www.youtube.com/watch?gl=US&v=bxbOnXy6kFM
Commented by enzian at 2009-02-22 23:00
柊さん

>子供の頃から知っているからというだけでなく、
彼の声や話し方には、なんとも「懐かしい」臭がある。(臭は失礼かしら^^;

久米さんの場合は匂いじゃなくて、
庶民的な臭いがいいかもしれませんね。^^

>寝る前に何かお話して~とおねだりしたくなる温かな語り口。
いつまでもお元気でいて欲しいかたですね。

同感です。^^

ありがとうございます。
Commented by coeurdefleur at 2009-02-22 23:42
あ、そうそう。
>「京都生まれの、東京在住のよ~な 爽やかはんなり青年?」
私も見たいです~^^
Commented by enzian at 2009-02-23 00:17
柊さん

ダメダメ。
世の中には叶わない願いもあるのです。:-P べぇー

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