共生

重苦しい夢にうなされて真夜中に目がさめた。そういう病気があるのは知っている。きっとそうにちがいない。パソコンの電源を入れる。暗がりのなかにモニターがぼうっと浮き上がる。ブラウザが立ち上がるのを待つ指がもどかしい。頭のなかではもう3回は検索しただろうか。ようやく打ち込む。まちがいない。8割の不安にパソコンが2割の安心をねじ込んでくれる。こうも書いてある。「治療が遅れると後遺症が残る確率が高くなります」。わずかな安心に新しい不安が冷や水を浴びせかける。早く病院に行こう。午前中には行かねば。

「帯状疱疹(たいじょうほうしん)=帯状ヘルペスですね。神経の付け根に潜んでいた水疱瘡(みずぼうそう)のウィルスが体の抵抗力が落ちると出てくるのです。周囲への感染はまずありません」。きっぱりとした声に、ざわついていた心が落ち着きを取り戻しはじめるのを感じた。この声の質感から治療はもうはじまっているのだろう。余計なことを聞きたくなった。「ヘルペスというのはいくつか種類があるようですが、根絶する手段のないものなのですか?」「現在の医学ではありません」。要は、「あなたはウィルスと生涯を共にする」と宣告されているのだ。きっぱり言ってくれてありがたい、と思った。

ダメであれば仕方ない。もう若くはないのだ。無理のないようにして、抵抗力が落ちないようにしよう。暴飲暴食をやめて、いまでも十分に寝てるけど、十二分に睡眠時間をとるようにしてやろう。ひょっとすると、そうすることで、かえってウィルスがぼくを健康にしてくれるのではないか、病が健康を運んでくれるのではないか――などと都合のよいことを考えてみたが、事はそんなに単純でもないのだろう。首がズキズキする。軟膏を塗ろう。



帯状疱疹は帯状疱疹として感染することはまずないそうですが、水疱瘡の免疫のない人には水疱瘡としてうつしてしまうことがあるようです。大切なことだと思うので追記しておきます。

by enzian | 2009-03-04 22:38 | ※その他 | Trackback | Comments(26)

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Commented by gauche3 at 2009-03-04 23:44
先日、叔父と伯母と話していたら、以前二人とも帯状疱疹になって大変だったと言っていました。叔父の方は早めに治療を始めたので、その後の状況が随分と違うようです。
enzianさんもお大事にしてくださいね。

きっぱりと宣告されることで、救われることもありますよね・・
宣告されることで、「共生」という言葉が、何処かではぐれてしまった魂のように、ぼんやりと浮かんで来るような気がします。

そう言えば・・「つみきのいえ」先週届きましたよ!
enzianさんが書かれていた通り、僕もナレーション無しの方が良かったのですが、家族は長澤まさみバージョンの方が良かったようです(笑)
Commented by aroomwithaview at 2009-03-05 03:51
おはようございます。
現在、うちの祖母がそれで苦しんでいます。
でも痛みは少ないようです。
わたしは若い頃に腹部を攻撃された経験があります。
人生で経験した肉体的な痛みでダントツでした。
いちばん強い痛み止めでさえ効かず動けない日々でした。
enzianさんは首周りですか?
辛そうです・・・どうぞお大事にしてください。

>病が健康を運んでくれるのではないか

気持ち的にはそうだなって思うことあります。
健康的な思考という意味で。
それが肉体的な健康に繋がるくらいになったら
しめたものだろうな~って思います。
Commented by yuta at 2009-03-05 15:56 x
enzianさん,こんにちわ。
 少し前からたぶん・・という予感はあったのですが,この3週間ほど,消失しない咳き込みで勝手に確信しました。「きっと私の最後は呼吸器感染症だな」・・・と。多分,普段から一緒にいるブドウ球菌とかそんなありふれた目に見えないだけのヤツによっての感染だ・・と。
 共に生きるということは,やはり共に死ぬということなんだなぁと。その緊張状態のなかで真剣に「私」が生きることを貫いたときに,生きるということが豊かになるんでしょう。なめとこ山の熊を思い浮かべながら思いました(笑)。
 帯状疱疹ウイルスは,enzianさんの身体なくしては生きられないenzianさんの同士です。お互いにとことん生きながらえるためには,enzianさんの精進あるのみ!ってことでしょう。免疫力が落ちたことを教えてくれるパートナーと同行二人の歩みです。ひとりより心強いかもしれません。しかし,痛みはしんどいので早くいつもの場所にお帰りいただかないといけませんね。
Commented by non at 2009-03-05 17:20 x
帯状疱疹は 一度発症すると 二度とならないと
聞いたことがあるのですが・・・
ウイルスが住みついている体が弱ると 逃げようとして
疱疹となって現れるとも聞きましたが・・・
早く痛みがおさまるといいですね~
免疫力パワーアップして 早くご機嫌直してほしいものですね。
お大事に (∪_∪)
Commented by coeurdefleur at 2009-03-05 23:08
とても痛いと聞きました。
栄養摂って、休息取って、
春の暖かな雨に、にょきにょき伸びるキノコの夢なんぞ見ながら
のんびりなさってください。
Commented by kaori--y at 2009-03-06 00:18
病気のことはよく知らなかったので、少しだけ調べてみました。
でもよく分からなかったけれど・・・(><。
お大事になさってくださいね。
何も出来ないですが、遠くから祈ります。
Commented by 毒きのこ at 2009-03-06 13:59 x
共生・・・合体っ!!!

嗚呼、ここに最強のenzian氏が誕生とあいなった

翻訳仙人しかり・・


お見舞いを述べるべきか
それとも・・・



PS お大事にん♪ (>_<)
Commented by れんげ at 2009-03-06 15:56 x
初めまして、哲学で検索していてこちらに辿り着きました。

私も昨年末、病院が休みに入ってしまった26日に
ヘルペスに罹患してしまいました。
塗り薬で何とかしのぎましたが
やっと病院へ行かれた時には手遅れの状態で
Drには、運が悪かったねなどと言われてしまい
三叉神経痛が、この2月まで残っていて難儀をしました。

enzianさんは、大事に至らず良かったですね。
あの痛みは2度と経験したくありませんよね。
どうぞ、予後を大事になさって大事にして下さいね。

また伺わせて下さいね。
どうぞ宜しくお願い致します。
Commented at 2009-03-06 21:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2009-03-06 21:15
猿夫さん

ありがとうございます。

叔父さんと伯母さん、二人ともなのですね。
もう少し希な病気かと思っていたのですが、
今回いただいたみなさんのコメントで
どこにでもあるものだということがわかりました。

おっしゃるように、
この病気は早く治療をしてウィルスを
押さえつけることが大切なようです。
放っておくと神経をむしばむので
ダメージが残るそうです。

>きっぱりと宣告されることで、救われることもありますよね・・

あります。
きっぱり言われて傷つくこともあるのですが、
きっぱり言われて胸のつかえがとれることもあります。
話し方というのはむずかしくて
大切なものだと再確認しました。
Commented by enzian at 2009-03-06 21:17
猿夫さん、続き

>宣告されることで、「共生」という言葉が、何処かではぐれてしまった魂のように、ぼんやりと浮かんで来るような気がします。

猿夫さんしかできない表現ですね。
そうそう、猿夫さんの本が届きました。
(他の本と注文したので遅れに遅れたのです。)

寝る前に少しずつ読んで心をしみじみさせています。
表紙のお写真も素敵ですね。^^

>家族は長澤まさみバージョンの方が良かったようです(笑)

それは衝撃の報告です。
ぼくは100人中100人がナレーションなしを
選ばれると思ってました。
自分のものの見方もあてにならんものです。(^^ヾ
Commented by enzian at 2009-03-06 21:28
aroomwithaviewさん

こんばんは。

そうでしたか。
お祖母さん、痛みが少ないなら幸いです。
aroomwithaviewさんは腹部に出たのですね。
腹部に出るのが多いというのは聞いています。

ぼくは首から後頭部です。
後頭部は髪の毛にかくれて見えなくていいのですが、
あなどると後遺症が重くなる場合があるというので
注意しています。

いまは痛み止めでなんとか対応しています。

>それが肉体的な健康に繋がるくらいになったら
しめたものだろうな~って思います。

そうですね。
心がけだとか節制で必ず健康がえられるならよいですが、
自分の心がけだけではいかんともしがたい病の方が
多いのだと思います。
健康の何割かは「運命」の範疇に入るのでしょう。
Commented by enzian at 2009-03-06 21:41
nonさん

>帯状疱疹は 一度発症すると 二度とならないと
聞いたことがあるのですが・・・

おっしゃる通り、二度なることはまずないようです。
この記事は第二段落のまんなかあたりで
帯状疱疹のウィルスの話から、
ウィルス一般の話に切り替わっています。
(例えば、口唇ペルペス=熱の華?
などは一生ものなのです。)
わかりにくい書き方をしてすいません。

>早く痛みがおさまるといいですね~
免疫力パワーアップして 早くご機嫌直してほしいものですね。
お大事に (∪_∪)

ありがとうございます。
免疫力をアップすべく安静にしております。
Commented by enzian at 2009-03-06 21:44
柊さん

とても痛いそうです。
上のaroomwithaviewさんのように
とてつもない痛みを感じる方も多いらしくて、
ドクターに、我慢しきれなくなったら神経ブロックをするので
早い目に来てくださいと言われました。

いまのところ、薬が効くレベルの痛みらしく、
なんとか大丈夫です。

ありがとうござます。
無理をしないようにしたいと思います。
にょきにょき伸びるキノコを見たころには、
きっと全快していると思います。^^
Commented by enzian at 2009-03-06 21:46
かおりさん

わからないでしょ?
でも、水疱瘡になった人は誰でもなる可能性があるから、
かおりさんも気をつけてください。

ありがとうを北の方に返します。^^
Commented by enzian at 2009-03-06 21:48
毒きのこさん

>共生・・・合体っ!!!
嗚呼、ここに最強のenzian氏が誕生とあいなった

合体してスーパーサイヤ人みたいになれば
いいのですけどね(この意味わかる?)

>お見舞いを述べるべきか
それとも・・・

べきです、べき。^^
どうもありがとう。
Commented by enzian at 2009-03-06 21:54
れんげさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。
このブログに書いているのは哲学エッセイのつもりです。
が、なにが哲学なの?と聞かれると
ちょっと答えに窮するのですが。(^^ヾ

>私も昨年末、病院が休みに入ってしまった26日に
ヘルペスに罹患してしまいました。
塗り薬で何とかしのぎましたが
やっと病院へ行かれた時には手遅れの状態で
Drには、運が悪かったねなどと言われてしまい
三叉神経痛が、この2月まで残っていて難儀をしました。

それは不運なことでした。
治療が遅くなって神経痛が残ってしまったのですね。
ぼくは幸い気づいて翌日には病院に行けましたが、
1日でも病院が休みであったら、
落ち着かない1日になってしまったと思います。

>enzianさんは、大事に至らず良かったですね。
あの痛みは2度と経験したくありませんよね。
どうぞ、予後を大事になさって大事にして下さいね。

ありがとうございます。

>また伺わせて下さいね。
どうぞ宜しくお願い致します。

お待ち申し上げております。
よろしくお願いします。
Commented by enzian at 2009-03-06 22:07
鍵コメさん

こんばんは。

鍵コメさんの周りにもおられるのですね。
この病気は比較的年齢の高い方がなられる場合が
多いということなのですが、高齢の方がなられると
重い症状になることを多いと聞きます。
お年寄りの方がなられると心配ですよね。

はい。
このところぼくが書くと言えば、
「忙しい」か「体調を壊した」ばかりです。
時間と体調の管理ができていないのです。

自分を大切にするのは得意技のはずなのですが‥‥
おっしゃるように、これはなにかの忠告だと思って
気をつけたいと思います。

>何か一つの弱い部分を携えて生き‥‥

そうだと思います。
だからこそ助け合って生活しないといけないのでしょう。
そして、そうやって助け合って生きていくことのなかには
きっと一人きりでいるよりも幸せがありますよね。
弱さを抱えた者同士の運命共同体ですね。^^

ありがとうございます。
ゆるゆるゆきます。^^
Commented by enzian at 2009-03-06 22:13
yutaさん

こんばんは。

>少し前からたぶん・・という予感はあったのですが,この3週間ほど,消失し

ない咳き込みで勝手に確信しました。「きっと私の最後は呼吸器感染症だな」・

・・と。多分,普段から一緒にいるブドウ球菌とかそんなありふれた目に見え

ないだけのヤツによっての感染だ・・と。

う~ん、確信してしまったのですね。(^^ヾ
たしかyutaさんは風邪をもらってきてしまわれたのでしたね。
その後の咳が残っているのでしょう。

ぜんぜん関係ないのかもしれませんが、
ぼくは若いころは風邪を引いてもほとんど咳が残らなかった
のですが、ここ数年はかならず1カ月ほど残るようになりました。
加齢による抵抗力の低下とかいうのがあるのでしょうか。

夜の咳き込みなどは寝られなくて困りますね。
早くおさまりますように。
Commented by enzian at 2009-03-06 22:15
yutaさん、続き

>共に生きるということは,やはり共に死ぬということなんだなぁと。

はい。日々実感しているわけではないのですが、
ともに死ぬことでなければ本当の意味でともに生きていることには
ならない、という言い方ができるのだと思います。

>緊張状態のなかで真剣に「私」が生きることを貫いたときに,生きるということが豊かになるんでしょう。なめとこ山の熊を思い浮かべながら思いました(笑)

そうですね。
なめとこ山で来ましたか‥‥
あの話、ぼくはまだ消化し切れていないのです。^^;

>帯状疱疹ウイルスは,enzianさんの身体なくしては生きられないenzianさんの同士です。お互いにとことん生きながらえるためには,enzianさんの精進あるのみ!ってことでしょう。免疫力が落ちたことを教えてくれるパートナーと同行二人の歩みです。ひとりより心強いかもしれません。しかし,痛みはしんどいので早くいつもの場所にお帰りいただかないといけませんね。

ありがとうございます。
ぼくの言おうとしたことを明確にしていただきました。^^
Commented by yuta at 2009-03-08 02:27 x
enzianさん,少しだけまたお邪魔します。消化し切れているかといえば,そんなに考え尽くしたことがないのが本当のところです。熊が「殺すつもりはなかった・・・」と小十郎に言う場面があるでしょ。そこでいろいろ思ってしまうんです。自然の営みの中で生きている動物って,「殺すとか,殺そう」という意図は働かないんじゃないのじゃないかなぁと。残酷なように見える弱肉強食の営みの中でも,殺すつもりで殺すといのはないんじゃないかと。食べるためか,生きのびるためかの結果としてどちらか一方の死というものがある。
「殺すつもりはなかった・・・」のにというその独白のような一言になにか,取り返しのつかないすごく重たい言葉にならないほどの重たい何かを感じます。
 






Commented by yuta at 2009-03-08 02:27 x
つづきです。
ウイルスも結核菌も人が生きてこそ生きる宿命のもの,だから「殺すつもりはなかった」の言葉が,思い出されたのでしょうね。最近,星野道夫さんの「旅をする木」というエッセイを見つけて読んでいたのですが,星野さんを襲った熊も「殺すつもりはなかった」と,人の言葉を使えたらそういったのかもしれないと,小十郎の死を悼む黒い影のように,星野さんの死を本当に悼んだのは熊たちだったかもしれないと。何いいたいのか・・私は・・,こういうときも感想でした,と書いておきたくなります。^^;
Commented by enzian at 2009-03-08 23:32
yutaさん

補足コメントをありがとうございます。

では、ぼくの感想で返します。^^

自然の営みのなかで生きる動物には
殺す、という考え方はないのでしょうね。

それはきっと生き物というのが関係のなかで
生きているものだからでしょう。
生きるために結果として相手を抹消することは
ままあるにしても、意図的に抹消することは
自己否定になってしまいますから。

生物というのはまさに生きているものであって、
本来、「殺す」という要素を受け入れないもの
なのかもしれませんね。

しかし生物ではあっても、人間だけは殺しますから、
人間は生物でありながら、ほかの生物とはちょっと違った
「生物から距離をとる可能性をもった生物」である
と言えるのかもしれません。
Commented by enzian at 2009-03-08 23:34
yutaさん、続きます。

しかし上の「可能性」は、
自分を関係のなかから切り離してしまうことであり、
生物のはしくれとしての自分を否定する
自己矛盾する可能性です。

この可能性は現在、
いたるところで現実化されているわけですが、
星野氏の書物が好まれるのは、
人間が本来もっている関係性を喚起することによって
暗に「現実化」を批判していることにある
のかもしれません。

と、ここまで感想なのですが、
じつはぼくは星野氏については
非常に複雑な思いをもってもいます。

それはまだ言葉にはできないものなので、
yutaさんの感想にはまたしても
ほとほと困ってしまった、ということなのです。^^;
Commented by 座敷童 at 2009-03-12 02:13 x
融合してしまうのですか?
ウィルスはとてつもなくちっさいから、
現実的な標的として戦うのは難しいです。

私はアレルギーを複数抱えているので、
“体質”と“病”は違うと思っていますが、
「治らない」というのなら取り込んでしまうのもテでしょう。
ひょっとしたら、あくまでひょっとしたらと考えているのですが、
その共生から生物として、何か進化を生むかもしれない、
変化するかもしれない、そう考えています。
生活リズムが変わる事も、その一つかもしれません。

エビイモをたんまり食べるのですよ!!
Commented by enzian at 2009-03-12 22:40
座敷童さま

>融合してしまうのですか?

共生してます。

>私はアレルギーを複数抱えているので、
“体質”と“病”は違うと思っていますが、

原則として違うと思います。
しかし特定の体質が特定の病との
親和性をもっていることもあるでしょうね。

>ひょっとしたら、あくまでひょっとしたらと考えているのですが、
その共生から生物として、何か進化を生むかもしれない、
変化するかもしれない、そう考えています。
生活リズムが変わる事も、その一つかもしれません。

それはとてもおもしろい考え方ですね。
そして、それは生物の歴史のなかで実際に
あったことなのでしょうか。
ミトコンドリアなんかはそうでしょうか。

>エビイモをたんまり食べるのですよ!!

去年ぐらいからエビイモの美味しさに目覚めたのだけど、
美味しくてほんとびっくりした。
エビイモは食べると抵抗力がつくのだったっけ。

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