闇にたたずんで

夜、最寄のバス停で降りる。木々を色とりどりの電飾が華やかに取り囲んでいる。ぼんやり光るサンタクロース、クマまでいる。例年、この時期に見る光景だ。だが、自宅に近づくにつれて華やかな光はまばらになり、やがて自宅の前の通りには一つの電飾も見えない。通りに面した家はみな、今年ばかりは闇にひっそりたたずんでいる。クリスマスの電飾とは、その家に子どもがいて、子どもを思う親がいて、ささやかな家族の生活があることのシンボルなのだ。少年を突然なくした家族への、さりげない配慮。

by enzian | 2004-11-24 23:05 | ※街を歩く | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : http://enzian.exblog.jp/tb/1148924
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

<< 紳士でいるのも大変 怒る教師をあざ笑う学生 >>