紳士でいるのも大変

階段の前を紳士が歩いている。ポマード(死語?)をテカテカにつけて、スーツも決まっている。ステッキはないか、残念。足もとは?と見て、驚いた。スラックスのすそに、くっつき虫がひしめくようにくっついているのだ。この紳士、この格好でどんな草むらに入り込んでいたのだろうか?何の理由で?などと考えていると、おかしくなってきた。

階段を上がる度に両足のスラックスがこすれて、くっつき虫がパラパラ落ちる。あちこちばらまかれたいくっつき虫にとっては、さぞかし本望だろう。ひょっとすると、この紳士、こんな身なりをしていても、自然にやさしい自然愛好家なのかもしれない。だからわざわざ遠くからくっつけてきて、広域にばらまいてるんだ。そう思うと、ついに吹き出してしまった。となりのランドセル(死語?)の小学生君もゲラゲラ笑っている。

くっつき虫をくっつけているのが腕白小僧(死語!)だったら、小学生に笑われることもなかったのに。ゲラゲラ笑いは、こちらの想定とのギャップの笑い(ちなみに、ムフとかニヤニヤ笑いにギャップはない。これは想定通りの笑い)。足もとまで気を配らなきゃならないなんて、紳士でいるのも大変なんだな。

by enzian | 2004-11-25 20:24 | ※通勤途中 | Trackback | Comments(5)

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Commented by jumpin_upanddown at 2004-11-25 23:00
くっつき虫ってオナモミのことなんですね。私の地元ではなぜか
バカと呼ばれてます。理由はわかりません。
Commented by enzian at 2004-11-25 23:11
「くっつき虫」というのは、都会の人にはわからないかもしれませんね。知らない人はこれが一種の昆虫だと思うかもしれません。「バカ」とはずいぶんな言われようですけど、八重山では「スケベエ草」だと教えてもらいました。これは、何となく意味がわかる気がします。
Commented by jumpin_upanddown at 2004-11-26 23:36
くっつき虫の呼び名について調べたらこんなのがありました。
ひっつきむしの言語地理学(遠藤のモバイルガーデン)さん。
http://www.macmem.com/endo/mb200405.html
おもしろかったです。興味があったら見てみてください。
Commented by enzian at 2004-11-27 21:26
サイト、どうもありがとう。とてもおもしろいサイトでした。こんなことを全国規模で調べている人がいるとは‥‥。さすが学者ですね。でも、くっつかれた人が気づかないから「バカ」というのは、本当なんでしょうかね?なにか、違う理由があるような気もしました。
Commented by jumpin_upanddown at 2004-11-27 23:53
その点は私も疑問を感じましたよ。

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