もっとたんたんと話せないものか?

どうしてそんなドラマティックに話そうとするのかと感じる場合がある。よく面接をする機会があるが、若いのに、異様なほどに強弱のアクセントをつけながら話すひとがいる。なかにはアクセントのうえに身振り手振り、顔振りを交えながら話すひとさえいる。どうも面接慣れしているひとらしいのだが、どうして面接慣れしてくると異様に抑揚がついたり体のアクションがついてくるのだろうか。それは総じて面接やら社会のさまざまな場面というのがそういうのを求めるからなのだろう。簡単なことだ。求められるからそうするのである。

自分を前面に押し出し、次から次へと長所を全身でアピールをしてくる “面接エリート” たちを見ながら、いかにも冷酷にこう考えている。もっとたんたんと話せないものか?研究ができるかどうかなど書類を見ればすぐわかる。ぼくがいま見ているのは、あなたが自分の拙さをどれほど知っているのかということだけなのだ。

by enzian | 2009-12-17 14:27 | ※キャンパスで | Trackback | Comments(0)

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