ストレプトマイシン以前以後

いま勉強している明治人のなかには、若くして結核で亡くなっているひとがいる。勉強しているわけではないが、この近所にはその昔たくさんの文人が集まっていたらしく、やはりそういうひとたちも20歳そこそこで亡くなっていたりする。その当時のひとたちにとっては、結核というのはいつ誰が罹(かか)ってもおかしくないもので、罹ればまず助からない病だったのだろう。そして、かといって逃げ出すこともできずここで暮らしていた明治のひとたちにとっては、おそらくぼくが感じたことのないほど身近に死が漂っていたのだろう。ストレプトマイシンが発見されて、宗教や文学はどう変わったのだろうか。

by enzian | 2011-06-15 22:34 | ※その他 | Comments(0)

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