希望

自分からひとに会おうとすることは、ほとんどない。珍しく会ってみたいと思うひとができたところで、まず会わない。恥ずかしいし、なによりも、ぼくはひとがぼくと出会ってしまうことを一種の不幸だと思っているからだ。世の不幸は少ない方がよい。

だが、ここしばらくの勉強で、二人、会ってみたいひとが出てきた。昔の学僧なのだが、もともと自分が雲水になりたかったことを差し引いても、二人と話してみたいと思う強い気持ちには自分でも戸惑ってしまう。ここには二人の学生時代の写真があって、そのうちのひとりなど、強い意志にふちどられた冷徹な目をしている。そしてそれは同時に、なにかを悲しむような目でもある。この目に、自分もまた学生時代にもどって、対等な立場でこう聞いてみたいのだ。「お前ならこれをどう思う。お前の考えを聞かせてくれないか?」

by enzian | 2011-06-16 00:02 | ※その他 | Comments(2)

Commented by yuta at 2011-08-07 22:47 x

enzianさん、こんばんは。私は、こうしてenzianさんに出会えたことをよかったと思っております。
絵本での、こどものそれから~・・、確かに凄いエネルギーですね。それほどではないですが、時に小説などを読みながら、先が知りたくてページを飛ばしてみたりする、衝動はまだ残されているようですよ。ただし、専門書では一向にそのような衝動は起きません。多分、研究者向きでは根っからないことが原因だと思います。とほほ。。
 ツバメは、やはり少ないです。ちらほら見かけるのですが、以前のようにびゅんびゅん飛び交うとは行きません。今年だけならいいのですが。やはり地震や放射線の影響を考えてしまいます。
 早く、以前のような日常を取り戻したいなと、思います。
目の痛みは年齢とともにひどくなりますね。活字がこれほど読みにくくなるとは、これも年をとらないと分からないことの一つかもしれません。目の痛みから頭痛を伴う日常になっても、それでも本を手放さない、エネルギーは、こどもの絵本に負けてないかもしれませんよ。感想でした。
Commented by enzian at 2011-08-07 23:42
yutaさん

こんばんは。
どうもありがとうございます。^^

ぼくはこのごろ小説を読まなくなりました。
自分の研究ばかりしている‥‥と言いたいところ
ですが、いま自分の周りを見てみると、
下町散歩とか、そんなストーリー性の
ないものばっかり。
ストーリーは自分でつくっているのだ、
と思い込むことにしています。

>ツバメ

ツバメはどうしてでしょうね。
戻ってきて欲しいと思います。
昨日、上野公園で、
手乗りの子スズメを発見しました。
噂には聞いていたのですが、
子スズメのなかには好奇心が強いのがいて、
手の上の餌をとりにくるのですね。
近くに行くと、催促するスズメなんて、
はじめて見ました。

>目の痛み

最初はモニターの問題とばかり思ってたのですが、
自分の目の老化によるものなのですよね。
これほど目の調整機能が落ちるとは、
衝撃の毎日です。

老いてこそますますエネルギー盛ん、
というものあるのでしょうから、
それを見つけることにします。

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