はらり

卒業生と話していると、「あのときは言わなかったのですが、じつは○○だったのです」というフレーズをときどき聞くことがある。ひとりの人間からなにかがはらりとほどけて落ちてくる瞬間に立ち会えることの “役得” を噛みしめる瞬間でもあるし、ひとがなにかを言葉にすることのむずかしさを感じる瞬間でもある。

聞く耳をもっていますよ、大丈夫ですよ、などとアピールしても、なにかが熟さねば言葉は落ちてこない。なにかがはらりとほどけて言葉になる瞬間がいつになるのか、言葉の主にもわからないのだ。でも、時間のなかでいつか熟すと考えて待つ。

by enzian | 2011-09-18 23:58 | ※その他 | Comments(0)

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