慧眼の士

b0037269_23343271.jpg半年間のブランクを埋めることに追われる。資料を整理していたら、校医の先生が退任なさっていたことに気づいた。思わず「しまった」とつぶやく。

その名前は学生時代からあったし、たしかに今年まであった。その名前があることが安心でもあった。慧眼の士。昨年見かけて、足下がおぼつかない風であったので覚悟していたとはいえ、なにかがはらりと落ちたように感じた。私的な関係にあったわけではないとしても、ひとこと、伝えたかった。これまでぼくはいつも最後の瞬間を逸してきている。気づけば、いつもすでに事は終わり、ぽつんと取り残されているのだった。別れはいつか来るものとはいえ、できることなら、お世話になったことのお礼の気持ちを示して別れたい。

by enzian | 2011-10-07 23:36 | ※キャンパスで | Comments(0)

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