ぴりぴり、ひりひり

とある四川料理店にいったときのはなし。その店の麻婆豆腐は唐辛子や花椒がしっかり使ってあり、かなり本格的に辛く(辣)て、痺れるような味(痲)付けで、この手の料理を食べ慣れているぼくからしても限界の香辛料の効き具合だと思ったのだが、店主によれば「若い方はこれでは足りないとおっしゃる方が多い」ということであった。

こういう料理には汗を出すこと、汗を出したあとの爽快感を楽しむという意味があるのだと思うが、汗を出すために必要な一定量を超えてぴりぴりやひりひり自体を求めているのだとしたら、それは一瞬であっても、生命を維持するための食事に自分への圧迫感とか抵抗感をくわえていることだろうから、(同じことは炭酸飲料水でいったことがあるけど)興味深いことだ。これが自虐の意味ではないかなどという邪推は、怖いのでしないでおく。

by enzian | 2011-10-13 22:26 | ※その他 | Comments(0)

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