弟子走

もう師走も終わってしまいそうということで、年末と年始に論文の締め切りをかかえている当方といえば、とろりとろりと脂汗を流しながらパソコンに向かっている。師走というぐらいだから、師を教員といいかえれば、当方もそのはしくれとして忙しくてかなわないということなる。なるほど年々休日出勤と雑用は増える一方で、振り替え休日などもちろんなく、研究時間は減る一方だと、ウソかマコトかわからないことをいいたくなる。

とはいっても、当方は今年、あびるほど勉強させてもらって、またひとまわり偉くなってしまった(とカンチガイしている)ことだし、長く生きてきた年の功ということもあって、膨大な雑用を小手先でひねって表面だけつるつるに加工したり、よしんば、つるつるでなく凸凹だと指摘されても、「きっと気のせいでしょう」とゴマカす手練手管を身につけているので、たいていのことはなんとかする。

このようにそれなりの年の功スキルをもったおっさんはよいのだが、気の毒なのは、だれぞの弟子たちたる学生諸君だ。若いから仕事をさばく能力にも長けていないだろうし、ヒマを買うだけのお金もない。よほどアルバイトやらに精を出さねばならん。思えば、学生時代のぼくは、決まってこの時期は郵便局におった。あぁ懐かしい。ちなみに、当方には昔から配下の眷属(けんぞく)も、子飼いも、弟子もおらん。そんなもんいらんのだ。

by enzian | 2010-12-29 23:11 | ※キャンパスで

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