哲学エッセイ

ネット上ではいろいろなジャンルの文章があります。“哲学エッセイ” という言葉も、すでにジャンルの一つとして確立したようです。ぼくが昔、『AERA』で哲学エッセイらしきものを書こうとしていたときには、そんな言葉はありませんでした。

哲学エッセイとして、すごく有名なサイトもあります。会員登録をすると特別なエッセイを読めたりもするようです。どうしてそんなことをする必要があるのか、不思議ではあります。記事を読むと、デカルトのコギトやら、フッサールの現象学やら、カントのなんとかやら、いろいろな言葉がちりばめられています。哲学の “言葉づかい” にあこがれる人は多いのでしょう。すぐお腹いっぱいになって、そこそこで帰ってきてしまいます。

不思議な哲学エッセイ(?)のサイトもあります。懸命に何か‥‥幸福、お金、etc.(になるための、を得るための)の方法を説明しています。心理学の用語を独特の意味で使っていますが、要するに深層意識への働きかけを行うというのがミソのようです。講演とか何段階かに分けたセミナーへの参加を勧めるサイトも多いようです。バカにならない参加費で利益を捻出するのでしょう。spiritとか霊とかエネルギーとかを強調するサイトもあります。大宇宙(のエネルギー)と一体になる方法を教えてくれるサイトもあるようです。やはり、そこそこで帰ってきてしまいます。

自分が書いているのは哲学エッセイのつもりです。でも、「哲学エッセイとは何なのか?」とあらためて問われたら、うまく答えられそうにありません。ちなみに、以下のような志向をもつ方は、ごめんなさい、したいと思っています。

1.精神(spiritual)世界の方
2.成功哲学の方
3.露骨な性描写をする方

追記:ここに自分の考える哲学エッセイの定義を書いておきました。
    よろしければ、ご参照ください。

by enzian | 2005-02-06 21:00 | ※まずお読み下さい | Trackback | Comments(6)

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Commented by shou20031 at 2005-02-06 21:26
哲学エッセイという言葉に惹かれますよね。どことなく高尚な香がして、怠け者のわたしにはその香だけでそこそこに帰ってきてしまいそうです。
これから寄らせていただきます。
私の小説をブログで連載しています。気が向いたら覗いて下さい。コメントいただけると励みになります。
題名(「呉子」無敗の将軍 若い日の呉子)
http://freenovel.exblog.jp/
Commented by enzian at 2005-02-06 21:52
shou20031さんのブログ、拝見しました。まだ、ざっと見せていただいただけですけど、本格的な小説ですね。折を見て、ゆっくり見せていただきます。ちなみに、shou20031さんの小説こそよっぽど高尚です。まず貼ってるものが違いますもの。そちらは明らかな名画、こちらは変な色のホルスタインとなぜか寿司を食っているヒツジですからね。
Commented by 座敷童 at 2005-02-06 22:23 x
エッセイ=随筆=小論、哲学にその単語をくっつけるだけで程良く近付ける言葉になってる気配を感じます。哲学の研究者の方の「日記」が面白いと思いますが。(このお茶を出すタイミングどうだろう‥‥とか書いてある)
デカルトも宇宙エネルギーも毎日体験してない拙。お茶の出し方の研究は気になるのであります。
‥‥あっ、でもホルスタインから成功エネルギーを感じます。
Commented by enzian at 2005-02-06 22:43
>エッセイ=随筆=小論、哲学にその単語をくっつけるだけで程良く近付ける言葉になってる気配を感じます。
そうですね。くっつけるとマイルドになる効果があるようですね。それにしても、お茶を出すタイミングというのはおもしろいね。
>ホルスタインから成功エネルギーを感じます。
座敷童さんも、ようやく感じ取れるようになってきましたか。これで座敷童さんも、そこそこの意識レベルに到達したということですね。それでこそ、指導したかいがあるというものです――こんなことを書いているから、いつまでたっても、格調というものとは縁がないんですよね。このブログ。
Commented by manchester at 2005-02-07 01:32 x
日常についてシツコク考えている文章というものはなかなか読めないので、このページでは楽しませていただいています。テツガクの元来の意味である「知を愛する」ということによっぽど忠実であるような、気もします。あ、ビッグタームはそれはそれで、興味深いこともあるのでしょうけれど。
Commented by enzian at 2005-02-07 20:46
>ビッグタームはそれはそれで、興味深いこともあるのでしょうけれど。
うまく工夫して、たまにはビッグタームをおもしろく使えれば、よいのですけどね。

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