迷子の心細さ

スーパーに行く。女の子が泣きじゃくりながら歩いている。迷子らしい。声をかけるが、泣きやまない。心細いんだろうな。

ほんの一瞬だったけど、自分も迷子になったことがある。そのときの心細さ‥‥今でもありありと覚えている。自分が全身で頼りにしていたものが不意に消え、茫洋(ぼうよう)とした空間にひとり投げ出される。視野は狭まり、世界は色を失った。

犬のおまわりさんになって、ワンワンと保護者を探す。やがてお母さんが現れ、女の子は、しがみついた。世界の色も戻ったか。女の子は今日のことを忘れないだろう。あれだけ泣いたのだから。やさしいおじさんがいたことも、覚えていてくれるだろうか?

by enzian | 2005-04-12 22:51 | ※街を歩く | Trackback | Comments(12)

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Commented by noe.saeki at 2005-04-12 23:46
明日にでもトラバ(出来たら^^;)します。
今日は自分のところに長文書いたんで、疲れました。

自分の迷子の記憶ありますよ、デパートの中で。大泣きしましたね(笑)
結果的にほんの数分のことだったんですけど。
あの時の売り場のお姉さんのやさしさは今でもちゃんと憶えていますよ(^^)v
親に怒られたこともちゃんと憶えています(--;)
Commented by enzian at 2005-04-12 23:53
noe.saekiさんへ。わ~い、できたら、トラバしてください(お前もしろって?失礼)。
ほんの数分のことでも、強烈な記憶になるんですよね。

>あの時の売り場のお姉さんのやさしさは今でもちゃんと憶えていますよ(^^)v

わ~い、となぜかぼくも喜んでおきます。
Commented by 座敷童 at 2005-04-13 14:35 x
幼き日を思い出してみました。
田舎で「親が迷子」になったとき。
幼い私はしっかりと目立つところに一人たっておりました。
すると、そこに見知らぬおじさんがやってきました。やわらかい笑顔。
「お母さんはどこ?一緒に探してあげる」
手を引っ張られました。
刹那、私は「あ、お母さん!」と叫んで、おじさんの手を振り払って走りました。
そして近くの民家の庭に飛び込みました。

あのときのおじさんの笑顔は、今でも忌々しいほど覚えております。
ちなみに、6歳でも分ったのは、
「不安そうな子供になんで笑顔で話しかけんのや」でした。
一緒に泣きながら探してくれたら、ついていったかもです。
泣きながら探してあげました?
Commented by Kailani073 at 2005-04-13 16:23
私も、迷子の心細さ、よくわかっている一人です。
島に来たばかりの頃、西から東へ探検ドライブをしたとき、
6時間も迷大人になっておりました。島の谷間にさ迷いこんで抜けられなかったのです。
それ以来、東海岸に恐怖を覚え、半年間ほど、東の道は通れませんでした。
あの、暗闇の恐怖、今でも鮮明に覚えております。
女の子のお母様も、enzianさんには、とても感謝したことでしょうね!
とてもよいお話です。
Commented by nyarinosuke at 2005-04-13 20:33
☆enzianさん、こんばんわ。
 この女の子にとっては、enzianさんだから安心して”泣き止まずに、泣き続けることが出来たのかも”しれませんね。だって、声かけてくれた人が怖そうだったらむしろ泣き止んだような気がしますしね。子どもって大人よりそういうことを感じるのが敏感な気がします。・・・この女の子も将来大人になったら、迷子を助ける子に育つかも?!・・・迷子お助けの連鎖なのでしたっ?!

PS・・・お時間あれば、ワタクシメの迷子体験記事を・・・

   http://nyarinosuk.exblog.jp/d2005-01-06
Commented by enzian at 2005-04-13 21:33
座敷童さんへ。

でもね、そこで哲学者は考えるのであります。そのおじさんは、とてもスィートなやさしいおじさんだったのかもしれませんよ。子どもが怖がってはいけないって思って、笑顔で話しかけてきたような気もするんですが、ちがうのでせうか?

犬のおまわりさんはね、おまわりさんがおまわりさんに捕まるのはイヤだなぁと思いながら、保護者を探していたんです。それこそ、小さな女の子を誘拐するおじさんがたくさんいるでしょ。そういう人に間違えられてはイヤだなぁと。ぼくは怪しい人ではありませんよ~と、女の子ではなく、その他の人に対して顔を作っていたのでありました。
Commented by enzian at 2005-04-13 21:40
Kailani073さんへ。
6時間もですか。谷間に。それで夜になってしまったんですか?怖すぎます。
Kailani073さんはご自身でその状況を抜け出されたんでしょうけど、
そこで島の人かなんかがひよっこひょっこ歩いておられるのを見つけたりしたら、
それこそ地獄で仏って感じで、手を合わせたくなるような気がします。
Commented by enzian at 2005-04-13 21:48
nyarinosukeさんへ。
人にやさしくしてあげることの意味は、やさしくしてもらった人がまた他の人にやさしくできることだって言いますね(あ~柄にもない発言)。この子も、大きくなったとき、泣いている子を見過ごすことはできないのかもしれません。それと、ぼくはそんなにやさしそうには見えないですよ~だ。

記事、おもしろかった!ちょっと恥じらいながらの自己申告ってところがよかったです。それと、nyarinosukeさんの文章が今とは感じが違っていて、おもしろかった。ブログって書き続けていると、だんだん文章が変わってくるのかもしれませんね。
Commented by 座敷童 at 2005-04-14 17:33 x
心優しき哲学者さ・・・・ブふっ。
そうですか??そうかしら?そうかもしれません。
スィートでスマートなおじさまだったやも知れません。
当時、小生人生経験6年では計り知れない、慈愛のこころ・・・。
はう。
そういえば以前「話しかけやすい人オーラ」をお持ちでないか、とうかがいましたが。
ひょっとして、迷子(大人含む)遭遇率が高くないですか?私は異常に高いので迷子あしらいに慣れました。
これはやさしさ?それとも無心の日常??後者っぽい。
Commented by enzian at 2005-04-14 20:45
座敷童さんへ。

明らかに変なオーラが出てるって、おととい言われましたが。何か?
童も成長し、そろそろ反抗期なのかもしれませんね。感無量。
あ~ブログを捨てて行ってもらっては困ります。
座敷童の去ったブログはすたれる、って言うじゃないですか。
Commented by 座敷童 at 2005-04-15 18:01 x
成長して去っていくのは、巣立ちっていうのです。
『ダイジョウブデスヨ、enzianサンガイレバニギワイマスヨ』
(棒読み)
ほら、また成長した。
Commented by enzian at 2005-04-15 19:20
座敷童さんへ。
あっヤバイ。書置きされたかもしれん。オ~イ、帰っておいで~。

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