あなどりがたし、「さわやか3組」

小学校3・4年生向けの番組、「さわやか3組」を見た。次のような内容。

写生大会。先生の目の届く範囲にいるように、という約束を破った3人の男の子が叱られる。

同じ日。子どもだけで渡ることを禁止されている橋の近くでたくさんの荷物をかかえて座り込む老人がいた。息子の好物の魚をたくさん買いすぎたらしい。(叱られた3人の男の子を含む)6人の子どもたちは老人の荷物をもつことにした。3人の女の子は橋のたもとまで荷物を運んで、帰る。男の子の1人は橋の途中まで荷物を運んで、やはり帰る。残った男の子2人が橋を渡ったところにある老人の家まで荷物を運ぶ。老人の家からは息子が出てきて、小学生に荷物を運ばせるという “非常識” な老人を叱る。

男の子2人の(?)家では、(写生大会のことは知らない)親が心配して、橋の途中で引き返した男の子の家に連絡し、2人が老人といっしょに橋を渡ったことを知る。老人はいつも魚をたくさん買い込むことで有名な人だった。夕方、2人が帰った家。怒った父親は机をたたいて2人を叱りつける。2人は謝る、「ごめんなさい」。

次の日、渡ってはならなかった橋を見つめる男の子たち。「ぼくたちがやったことは、いいことだけど悪いことなんだ」。さわやかな笑顔で少年たちは走り出す――

番組を通じて、誰も、老人と子どもたちをほめようとする人はいなかった。国や社会全体が抱える問題を考えるとき、「悪いことだけどいいことなんだ」と言わせるような番組作りがむずかしいのはわかるけど、「ぼくたちがやったことは、いいことだけど悪いことなんだ」と言って「さわやか」に笑える子どもたちには違和感をもった。ふつう、一人ぐらいふくれっつらになるだろうし、それはそれでよいのだと思う。

by enzian | 2005-05-19 20:11 | ※テレビ・新聞より | Trackback | Comments(20)

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Commented by gauche3 at 2005-05-19 20:19
enzianさん、こんばんは~。
もう帰りてぇなぁ~、と思いつつ、ちょっと仕事サボって読んでました(^^ゞ
男の子たちの台詞、いいなぁ・・
ホントに「あなどりがたし」ですね。
最後まで読んで・・
あれっ?俺って、ふくれっつらパターンだわ!
と再び納得(笑)
Commented at 2005-05-19 21:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2005-05-19 21:50
gauche3さん、ぼくも間違いなくそのパターン。
今頃はもう、例の店で飲んでるのかしらん。
Commented by enzian at 2005-05-19 21:54
鍵コメさま~んっ。

そです、そです。ぼくもぜひとも見てみたいです。イマドキだったらそれぐらい言うかもしれませんね。けっこう、子どもっていろいろ考えてるものですからねぇ。あばれはっちゃく‥‥ありましたね。あ~なつかしっ!

まだ小学校で教えたことはないのです。でも、こんな番組を見て授業をやっているんだったら、ぼくもやってみたいと思っているのです。
Commented by 待つ人 at 2005-05-20 23:14 x
さわやか3組のテーマ曲を歌っていた「フォルダ」のボーカルが変声期を克服して復活したようですね。携帯動画のCMに出ていました。
Commented by enzian at 2005-05-20 23:26
はじめまして、待つ人さん。あのテーマ曲はフォルダが歌ってたんですか。へ~知りませんでした。
Commented by 倉永彫魚 at 2005-06-07 17:39 x
はっははっ、すごいね。
それで教育番組なんだ。ぷふっ

なにをおしえたいんだろうね?
30過ぎのおじさんでもわからないや。

それともこのことについてみんなで討論してくださいってことかな。


子供っていうこと聞かないから子供なんだよ。


オレが気になるのは途中で引き返しちゃったやつなんだよね。

こいつはオレに似てるとおもうなぁ。

こういうやつって結局、自分の考えも人の考えもごちゃまぜで存在に重みがなくなっちゃうんだよ。

そんで、先に帰った「保守派」には「やつは渡った」と思われ、渡りきった「革新派」には「途中で逃げ出した」といわれ、叱り役の「外野」からは「なんだこいつは」とあきれられちゃってさ。

ここまでくると討論番組としてはかなりいいんじゃない?
しかし、小学3,4年生には難解じゃないかなぁ。


これでいいでしょ。
いいことだと思って苦しい思い(荷物もってやること)した。
ただ、その過程で悪いこと(文字通り危ない橋を渡る)もした。

このことに気付かせるクイズだったのかな?もしかして。

Commented by enzian at 2005-06-07 21:28
倉永彫魚さん、はじめまして。

>オレが気になるのは途中で引き返しちゃったやつなんだよね。
こいつはオレに似てるとおもうなぁ。

自分だったらどうしたかと思うと、しょうじき引き返したかもしれないと思いますね。
たぶん中途半端なやつ。

>そんで、先に帰った「保守派」には「やつは渡った」と思われ、渡りきった「革新派」には「途中で逃げ出した」といわれ、叱り役の「外野」からは「なんだこいつは」とあきれられちゃってさ。

なるほどねぇ。そうなりますね。
先に帰った「保守派」と渡りきった「革新派」というのも、なるほど。

>しかし、小学3,4年生には難解じゃないかなぁ。

同感。小学3、4年生にはなかなかわからないと思いますね。
この難解さには、たぶん、製作スタッフの迷いも反映しているのだと思います。
Commented at 2005-07-11 21:39
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2005-07-11 21:59
鍵コメさま

アドバイスありがとうございます。
Commented at 2005-07-11 22:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2005-07-11 22:34
鍵コメさま

いやいや、ぼくはバカウケなんですよ。
楽しい記事でめちゃいいな、と思っているのです。
ちょっとうらやましいなぁと思っているんですよ、ホント、ホント。
Commented by harry_hk at 2005-07-11 22:46
自分の所にコメント書いたので、よろしければお読みいただければと思います。
あれは、完全にenzianさん狙いです(笑)ゴメンナサイ

ちょっと、古代ギリシャ哲学のサロンみたいな話しだと思いませんか?
READ OR DEAD の話しを聞いて、わくわくしてしまったんです。
DEAD OR ALIVE とかけているのが、またなんだか、面白くて。。。
Commented by enzian at 2005-07-11 23:13
読む、なんでしょうね。つねに知りたいというのはついてまわっていますので。
これなしには、ぼくはぼくでないと思います。答えられてるかな?
Commented by harry_hk at 2005-07-11 23:21
人間は考える葦であるっていうのがあるじゃないですか。その葦となったのは結果的に知識を得るための本ですよね(今は色々媒体はありますけど)。
そうしたら、本がなかったら、人は人間でなくなるの?どうなのさぁ?ってことです(笑)
そして、すぐにQ&Aを知りたがる現代社会では「本」(ここでいう葦)がなかったらどうなるのかなのダブルミーニングなんです。

でも、それに加えて、研究病の人は本がなくなったら生きていけるのかというギャグも含めてるのですけど(笑)

だから、人間は読み続けないといけないのかな~なんて、
ちょとプチ哲学っぽく浸ってみたという、それだけのことなんです。
ごめんなさい。一人で興奮してますね。あちゃ~。
Commented by enzian at 2005-07-11 23:37
そうですね、そのダブルミーニングのところで答えにくかったのです。

つねに知りたいという思いはついてまわるのですが、
知ることには本が不可欠ということではありません。
だから、ぼくが上で「読む」と言ったのは、
本だけではなくて、世間を読むとか、出会いのなかで読むとか、
身近な事象を読むとか、そういう広い意味だと思っていただければ幸いです。
このブログも、そういう試みになればいいのですが‥‥

ソクラテスは家を出て、街中で人々と話しましたし、
デカルトも、書物(文字)をいったん捨てて世間に出てゆきましたね。
Commented by harry_hk at 2005-07-11 23:46
一言・・・。
コメントがカッコいい。
掘れちゃいます。(#゜▽゜#)ポッ


・・・キ、キモイですよね。
Commented by enzian at 2005-07-11 23:53
惚れるのはいいですが、掘らないでください!(R×5)
Commented by harry_hk at 2005-07-12 00:04
まぁ、【R×5】ですめばいいですけどね~。
こっちブログこそ、エキサイトの運営委員会さんは見張らないといけないですよ。
だめでしょ、これは(笑)
enzianファンが泣きますよ。

個人的には、ナイスボケなんですけどね(笑)
しかも、居酒屋トーク全開ですし。。。
もしや、papaさんが薦めたマッコリ飲んでる訳ではないですよね!!!

油断もすきもあったものじゃないです(笑)
(何が?)
Commented by enzian at 2005-07-12 21:52
ハリーさん

やばかったですね、やっぱり居酒屋トークになってますね。
このぼくとしたことが、罠にはまりました‥‥(^^)

ちなみに、マッコリ、ネットで頼んでしまいました(^^;
まったく、油断もすきもあったもんじゃないです、ほんと。
(やっぱり、意味不明)

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