「絵本の哲学」

以前から「絵本の哲学」っていう授業をやってみたいと思っています。単発では何度かやったことがあるのですが、半期(半年)ぐらいの授業をやってみたいのです。どんな授業かというと、絵本(や児童文学)を使って深読みして遊ぶ、ただそれだけの授業。ある意味、単純な授業ですから、よいテキストがいくつか必要です。

これまで単発で使ったことがあるのは、有名どころの『100万回生きたねこ』などの佐野洋子のもの、これも有名どころの『ぼくを探しに』『ビッグ・オーとの出会い』『おおきな木』などのシルヴァスタインのもの(使いにくかった)。サン=テグジュペリ、ミヒャエル・エンデ、エドワード・ゴーリーのものなどです。

『100万回生きたねこ』のような作品はそうそうないにしても、絵本や児童文学書には言葉少なであったり、素朴な言葉であるがゆえにかえって読み手に考える余地を与える作品がたくさんあります。自分でもたまに町内の図書館に行って子どもたちと戯れながら、お母さん方には “あやしいおじさんではありませんよ光線” を出しながら、ひがな一日童話を読んだりしてはいるのですが、らちがあきません。そういうわけで、読者のみなさんにも、児童文学書や絵本で、印象に残った本とか、おもしろいと思った本があったら、教えていただきたいのです。

by enzian | 2005-07-16 11:50 | ※キャンパスで | Trackback(2) | Comments(29)

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Tracked from その日暮らし【†】 at 2005-07-16 13:18
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Tracked from その日暮らし【†】 at 2005-07-16 21:34
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Commented by enzian at 2005-07-16 19:58
毒きのこさん

ありがとう、入手して、参考にします。
Commented by yachiem at 2005-07-16 21:45
あやしいおじさんではありませんよ光線、ってどんなですかッ!(笑)
出来れば、私もあやしいおばさん・・・もといお嬢さんではありませんよ光線を出したいです。
私もよく一人で絵本読んでいるので・・・^^

授業には使えないと思いますが、私が初めて絵本で大泣きしたのは、
小学1年生のときに読んだ「片足ダチョウのエルフ」でしたぁ^^
Commented by enzian at 2005-07-16 22:21
yachiemさん

>あやしいおじさんではありませんよ光線、ってどんなですかッ!(笑)

目の光りを、「わたくしは児童文学の研究者なのであーる、ピカッ」にするのです。
これでまったく怪しまれることはありません。
yachiemさんにもオススメしますね^^

>授業には使えないと思いますが、私が初めて絵本で大泣きしたのは、
小学1年生のときに読んだ「片足ダチョウのエルフ」でしたぁ^^

ありがとう。yachiemさんもそれがよかったですか。
読んだことがないので、読むことにしまっす。
Commented by harry_hk at 2005-07-16 23:56
二つ挙げてみたので、参考にしてみてください。
特に、「ビビが見た!」は主体と客体の反転という発想なので、哲学としても使えるのではないでしょうか?
その後ろにあるガイコは死生観の話にも使えます。

・・・って書きながら、やっぱりさびしいですね。
はぁ~  ( ゜д゜)○○○〇
Commented by noe.saeki at 2005-07-17 00:34
長谷川集平
http://www.cojicoji.com/shuhei/

中川いさみ
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4048836382.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9975346367

米倉斉加年
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/403963070X.html

なんて、いかがでしょう?
たぶん、米倉斉加年氏のはご存知ですよね。

あ、あと
すでに絵本というよりはコミックスの域ですが、
いがらしみきおの「たいへんもいじーちゃん」もいい感じです(^^)
Commented by enzian at 2005-07-17 08:30
ハリーさん

ありがとです。
二冊とも購入してなかったので、参考にしまっす!
Commented by enzian at 2005-07-17 08:31
noe.saekiさん

おーまったく知らない本ばかりです、興味深いです。
ありがとうございます、読みます。
Commented by 通りすがりです at 2005-07-17 21:23 x
絵本、童話、大好きなんですが、比較的はっきりしたメッセージ性のあるものしか思い浮かばないです。
そんなものでもよければいくつか。
著者名やら版元などはすっかり忘れ去っています。お許しあれ。

『くいしんぼうのはなこさん』・・・食いしん坊の牛の話。
『ぐるんぱのようちえん』・・・劣等生の象が職を探して転々と。
『ももいろのきりん』・・・クレヨンで描いたきりんの話。
『いやいやえん』・・・嫌と言ってはいけない幼稚園の話(だったと思う)。
あー挙げていて懐かしい。

童話ではありませんが、『芋粥』など、芥川の短編なんかも結構遊べると思うのですがどうでしょうか。
Commented by enzian at 2005-07-17 22:37
通りすがりさん

>絵本、童話、大好きなんですが、比較的はっきりしたメッセージ性のあるものしか思い浮かばないです。

お好きなんですか?ありがとうございます。

紹介してもらったものは全部、知らないものです。すごく助かります。
おもしろそうなものばかりですが、
『いやいやえん』はファーストインプレッションですでに読みたくなりました。
すべて参考にさせてもらいます!

>童話ではありませんが、『芋粥』など、芥川の短編なんかも結構遊べると思うのですがどうでしょうか。

なるほど、児童文学に限定する必要もありせんね。そういうのも可能そうです。
児童文学に限定せずに、可能性を探りたいと思います^^
Commented by hiruu at 2005-07-17 23:17
こんばんは。
小学校のときに「ライオンと魔女」を読んで本の世界に引き込まれてしまいました。ナルニアシリーズの中でもこれと「朝びらき丸東の海へ」が好きでした。
今読み返すとお説教臭さが感じられてしまうので、こういうのはやはり小学生のときに読んで欲しいと思います。近々映画化されるそうですが、ハリポタブームとは外れたところにあって欲しいな。
他にフィリパ・ピアスの児童文学は大人でも楽しめるかも。
絵本といえばパッと思い出したのが「ちびくろさんぼ」。
虎がぐるぐる回ってバターになっちゃうんだけど、人種差別のからみでもう売られてないのでしょうかね?
ホットケーキの香りがする不思議な絵本でした。
Commented by enzian at 2005-07-17 23:35
hiruuさん、こんばんは。

ナルニア国ものがたりは、お説教臭いのを逆手にとって、
うまく使えたらと思っています。
もう一度、しっかり読み直したいと思います。

>利他にフィリパ・ピアスの児童文学は大人でも楽しめるかも。

それは知らないものです
さっそく調べたいと思いまっす!

>絵本といえばパッと思い出したのが「ちびくろさんぼ」。

あっそうですね。
それを忘れていました!
メチャメチャおもしろかったですよね、おいしそうだったし‥‥
そうですね、ホットケーキの香り。
昔のままのものは入手が難しくなっていると思います。
いろいろと工夫したものが出回っているようですが、昔のものがいいですね。
さっそく探します。
ありがとうございます!
Commented by harry_hk at 2005-07-18 06:20
そうそう、enzianさん!!
基本すぎて、すっかり紹介するのを忘れてしまっていたのですが、月刊誌で『MOE』ってご存知ですか?
これは、絵本とか児童書関係の雑誌で、今の流行とかも分かりますよ。
もしかすると、ご存じないかもと思って、一応。
http://www.hakusensha.co.jp/cgi-bin/mag/magazine.cgi?mode=magazine&magmode=mag07&day=now


それから、忘れてはいけないのが、保育絵本の『キンダーブック』。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/anone/hoikuehon/
すごい、長い歴史がある本です。
でも、書店売りはしていないので、どうにかして読んでみて下さい。(いい加減トーク)

『MOE』はどこにでもあるので。
Commented by enzian at 2005-07-18 22:43
ハリーさん、ありがとでっす!

『MOE』は手元にないんです。
ガッコにも入ってないし。
(ガッコに入れてくれ、とも言いにくいし‥‥)

『キンダーブック』はとある秘密のところに行って、
見てまっす。
参考になりまっす。

ハリーさんのご紹介も含めて、
これまでみなさんにご紹介いただいたものを注文しました。
も~どきどき!!
Commented by banri at 2005-07-19 23:40 x
こんばんは、enzianさん。
私の好きな童話と児童書+αを少々

とりあえずはお決まりの。。。。。
「かたあしダチョウのエルフ」
「すてきな3人組」
「赤いろうそくと人魚」

そしてこれは児童文学になりますけど
たつみや章「ぼくの・稲荷山戦記」

+αはやっぱりこれかなー
新井素子「今はもういないあたしへ」の中の「ネプチューン」
この中の主人公のせりふ
「人為的って言えるほど人間て偉い存在なのかしら?」(すみません、ウロ覚え)
という部分が私の中でとても深い言葉になってます。
読んで20年近く経ちますが。
清水玲子さんのマンガも機会があったら読んでください。
そんじょそこらの映画なんて日本漫画じゃとっくに超えてるんです。

一番哲学(深読み?)してほしいのは「はみだしっ子」なのですけれど。
これはかなり難しい(しんどい)かな。
いつか実現してほしいものです。

パソとは適度に関わりつつお仕事や研究にがんばってください。
陰ながら旗振って応援しております。
お見かけしたらぜひとも水晶を・・・・・w
Commented by enzian at 2005-07-21 18:10
banriさん

ふむふむ、ありがとうです。

『かたあしダチョウのエルフ』は注文しました。
他のものも、読みますね。

新井素子さんも読みます。
(3冊目になりますね。)
膨大な読書感想文が必要となります。

『はみだしっ子』は、何回分か授業ができる自信があります。
ただ、強烈なマンガだけに、
題材として取上げる場合には配慮が必要になります。

>パソとは適度に関わりつつお仕事や研究にがんばってください。
陰ながら旗振って応援しております。
お見かけしたらぜひとも水晶を・・・・・w

水晶、お待ちしております。
手旗信号の応援もお待ちしておりますw
Commented by banri at 2005-07-21 23:25 x
>『はみだしっ子』は、何回分か授業ができる自信があります。

うわ、その時はぜひとも事前にご一報ください。
必ず潜ります!!
Commented by enzian at 2005-07-22 20:06
banriさん。
教えますが、高い拝観料(?)をとりますよ(^▽^ケケケ
Commented by u-wakaroku at 2005-08-03 11:54
みなさんが書かれているような名作や
enzianさんが求めているような絵本をぱっと思いつかないのですが、
わたしが子どもの頃あたえられた絵本で、おぼえているのは
『おしいれのぼうけん』と
『世界にパーレただひとり』。
確かそんなタイトルです。
enzianさんが買って読みたいと思うようなものではないとは
思いますが、2つの共通点は何だろう、「闇」かなぁ。

この授業、かなり傍聴したいです!
Commented by enzian at 2005-08-04 21:29
u-wakarokuさんへ

モスラは残念でした‥‥

『おしいれのぼうけん』と『世界にパーレただひとり』、
ありがとです。

どちらも知らない本です。
「闇」という共通点がおもしろそうですね
早速探してみます!

みなさんのおかげで、
たくさんのおもしろい本を読むことができました。
授業に使えそうなものもいくつかあって、
とてもうれしいのです。
Commented by chinchudo at 2005-08-17 17:16
enzianさんに、私が好きな絵本の1冊をご紹介します。
『ぼくはくまのままでいたかったのに』です。
くまが冬眠から覚めてみると、森はなくなっていて、工場の敷地の真ん中でした。そして、くまが「ぼくはくまなんだ」といくら言っても聞き入れてはもらえずに・・・・・という話です。けして、ゆかいな話ではありません。
たとえば、『100万回生きたねこ』は私も好きで、一面かなしいお話でもあるけれど救いがある気がします。
でも、この「くま」はどうなのだろう。この本と出会ってから、10年くらい経つのですが、思い出しては考えつづけています。
Commented by enzian at 2005-08-17 18:24
chinchudoさん、ありがとうです。
『ぼくはくまのままでいたかったのに』、興味深いですね。読んでみたいと思います。
どこかに救いはないのか‥‥を探してみることにしましょう。

『100万回生きたねこ』は、死が救いになっていますので、
ある意味、ハッピーエンドになっていますね。

読んだら、感想を書きに行きます(いらないか(^^)

それと、chinchudoさんのブログ、
「エキサイトブログ」としてリンクすることができません。
本来でしたら、ブログの管理人以外の人がログインして訪問した場合には
ブログタイトルの右側のところに「リンク」といった表示が出るのですが、ないのです。
ほかにも、ちょっとおかしいと思えることがあります。

エキサイトの問題かもしれませんので、
少し様子を見て、リンクできるか確認してみることにします。
Commented by chinchudo at 2005-08-17 21:21
enzianさん

お読みなって感想をお持ちになったときには、ぜひ書きにいらしてください。
歓迎です。(^0^)
それまでに、『ぼくはくまのままでいたかったのに』のためのコメント欄をご用意しておきます。

それから、リンクについては、せっかくご了解をいただいたのに、ご面倒をおかけしてしまい、すみません。exciteブログをはじめてから日が浅く、扱いきれていません。当方の設定の問題と思いますので、ヘルプなどを読み返して、なおします。

どうぞお手すきのときに、またお願いいたします。
Commented by enzian at 2005-08-18 08:33
chinchudoさん、無事リンクできました~

>それまでに、『ぼくはくまのままでいたかったのに』のためのコメント欄をご用意しておきます。

ゲロ。それはプレッシャーかも(^^)
またコメントに行きま~す♪

エキサイトブログでわからないことがあったら、聞いてください。
他の人に聞いて、教えてあげます(自分は知らないのだ)^^
Commented by chinchudo at 2005-08-18 22:05
enzianさん

リンクをいただきましたこと、感謝です。

お読みなって感想をお持ちになっても、書きにいらっしゃらなくてもかまいません。
歓迎です。(^-^)  待たずにまっています。

>エキサイトブログでわからないことがあったら、聞いてください。

はい、ありがとうございます。
Commented by yuta at 2007-02-06 18:01 x
enzianさん,はじめまして。かたあしダチョウのエルフ,というか,かたあしダチョウのエルフを描いた『おのきがく』という人を調べられないだろうかと思って検索していたら,偶然にこちらのブログに出会いました。勝手にですが,これはちょっと素敵な出会いかもなと思い足跡を残させていただきました。enzianというのは,リンドウのことなのでしょうか?それともお酒でしょうか?辞書でみるとその二つの意味が書かれてました。またお邪魔させていただきます。突然に失礼しました。
Commented by enzian at 2007-02-06 21:39
yutaさん

はじめまして、enzianです。
おのきがくさんは、『かたあしダチョウのエルフ』の作者として、
顔写真は見たことがあります。
非常に印象的なお顔の方で、何者なのだろう?というのが
ずっと心に残っていましたので、覚えていました。

enzianはリンドウです。ぼくの好きな花なのです。
リンドウの根から作った蒸留酒もenzianと言いますが、
ぼくは筋金入りの下戸ですから、酒のことは意識していません。^^

yutaさんのサイトも少し拝見させていただきました。
また遊びにまいります。よろしくお願いします。
Commented by enzian at 2007-11-18 08:56
毒きのこさん

最初にもらったコメント、ブログの形式が崩れてしまうので、
削除させてもらいました。
Commented by 毒きのこ at 2007-11-18 10:58 x
了解しました!(^0^)/
Commented by enzian at 2007-11-18 11:14
毒きのこさん

マックから長いURLを添付したりすると、
ブログの形式がくずれることがあるようです。
どうしてなのか、ぼくにはわからないのですが。

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