変化球は卑怯なのか?

日本の野球を見ていると、不思議に感じるときがある。ピッチャー何某とバッター何某の名勝負とやらがあって、そういうときには、なぜかピッチャーがストレートだけで勝負するのだ。名勝負が終わって、試合後のインタビューなんかを聞くと、ピッチャー曰く「全部ストレートでした。打たれましたが、いい気分です」。バッター曰く「試合前から、ストレートとフルスイングで勝負しようって言ってたんです。その通り、全部ストレートで勝負してくれたので打てました」。そんな調子。

投げるボールが全部ストレートだとわかってたら、たいていバッターは打てるんじゃないの?だとしたら、オールスターゲームならまだしも、公式戦なら、これってかる~い談合じゃないのだろうか?どういうわけか、日本の “野球道” のなかには変化球というのが卑怯系のボールで、正統派はストレートで勝負すべし、なんて了解があるようで、なぜそうなるのか理解に苦しむ。アメリカのMLBでは、こんな正統派のボールを投げるピッチャーなんて、ほとんどいないだろう。

ともかく真正面から、まっすぐ進んで、ぶつかっていく。その一辺倒。そこには配慮もなければ、根回しもない。常日頃、裏と表を使い分ける習慣の裏返しなのかもしれないが、「いつも直球勝負!」をモットーとしているぼくでさえ、野球に限らず、どうもこの辺りの “直線的な精神” には少しばかり違和感を覚えてしまうのだ。

by enzian | 2005-08-09 21:32 | ※テレビ・新聞より | Trackback | Comments(0)

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