正直者がバカを見る社会

あるテレビ番組で、“逆玉” に乗った男性ゲストが
一晩で飲み代6000万円を使ったことを告白し、番組は大盛り上がりだった。
「飲む打つ買う」を男の甲斐性と考える時代錯誤の “武勇伝” と
一笑にふそうかとも思ったが、ある言葉を思い出し、笑えなくなってしまった。
夜の飲食店で学資を稼ぎながら学業を続けていた学生の言葉だ。

「俺、もう、わかったんすよ。
成功している人は、みんな、ずるいこと、汚いことをやってる人なんすよ。
俺も、ずるく生きてゆこうと思ってます。」

モラルなどもろともせず、法の網をかいくぐることを生業にする人たちが大手を振る。
その周りには、金の臭いを嗅ぎつけたハイエナたちが
二重三重に取り巻き、拍手喝采を送る。
正直者はバカを見るばかり。

生まれながらの偶然の賜物が最高の価値をもち、人もうらやむブランドとなる。
ブランドの周りには、手っ取り早く付加価値を得ようとうする善男善女で黒山の人だかり。
生まれを違えた努力家は失望するばかり。

あるいは学生の言葉は怠惰の口実にすぎないとしても、
そのような口実をやすやすと言わせる状況にも、やはり問題はあるのだ。
やっきで否定する気分にはなれなかった。

by enzian | 2006-02-18 16:24 | ※テレビ・新聞より | Trackback(1) | Comments(45)

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Tracked from 響の言葉 at 2006-02-19 07:16
タイトル : 洪庵のたいまつ(小学国語5)
「世のためにつくした人の一生ほど、美しいものはない。」  司馬遼太郎が、小学校の教科書のために書いたこの文章は、この一文で始まる。 「人生が美しい」とはどのような事なのだろうか。そして、今の世で「美しい人生」を送っている人がどれほどいるのだろうか。  緒方洪庵は、幕末に生まれた学者で、医者であり、その生涯を人々を助け、教育する事に捧げた。適塾という学校を創り、そこから世のために尽くした人々を輩出させた。その素晴らしい業績を、筆者は「たいまつ」になぞらえ、恩師から引き継いだたいまつを大きくし、弟子...... more
Commented by trashheaper at 2006-02-18 17:14
普段から考えないようにしている言葉を、人から聞かされると、刺されたように痛いと思うことがあります。

「正直者がバカをみる」この言葉も私は痛いと思いました。

努力することがバカらしくなる、夢を見ることがバカらしくなる、希望も絶望も無い怠惰な世界。そんな世の中にだけには、なってほしくありませんが、不安が拭い去れないのは、やはりそれを予感させるなにかがあるのかもしれない、そんなふうに思いました。
Commented by enzian at 2006-02-18 18:57
trashheaperさん

>不安が拭い去れないのは、やはりそれを予感させるなにかがあるのかもしれない、
そんなふうに思いました。

同感です。

trashheaperさん、せっかくコメントいただいたのですが、
この記事、消してしまうかもしれません。
もし消してしまったら、ゴメンナサイ。

Commented by 毒きのこ at 2006-02-18 21:03 x
成功の目印をどこにどんなふうにおくかで、舵取りもいろいろになっていくのかなぁ~
(¥-¥)
そんでもってその学生さんのその後・・・彼のいわんとするところの”成功”をつかむことができたのでしょうか。気になるなぁ・・・(---)

 (BGM)   MONEY by浜田省吾
Commented by gauche3 at 2006-02-18 21:05
正直者は確かにバカを見ることが多いですよね・・はぁ・・
でも、バカを見ている正直者を見て、「バカだなぁ・・でもこの人好きだなぁ・・」って思ったりする事もあります。

その学生さんのその後が、妙に気になるワタクシでした(笑)
Commented by enzian at 2006-02-18 21:12
kikka-teaさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
enzianです。

>形は違っても幸せは皆平等に与えられている、なんて言う方もいますが、
それを信じたら、いまの世の中、一生懸命生きるのが虚しくなります。
成功や幸福の数に差があっても仕方ないって思います。
でも辛み苦しみの数はみな平等であって欲しいと・・思ってしまいます。

せめて自分と同じ苦しみを感じていて欲しいと願う、
その切なる気持ちは、ぼくにもよくわかります。

>こちらの更新記事を削除するかも、とのことですが、
できたら消さないでくださいませんか????
同じ思いの方、たくさんいると思いますので。。。

ありがとうございます。
そのように言っていただけるなら、消さずにおきます。
ちょっと自分らしくない文章になってしまったなぁと思って
反省していたのです。
Commented by enzian at 2006-02-18 21:13
毒きのこさん

>成功の目印をどこにどんなふうにおくかで、舵取りもいろいろになっていくのかなぁ~
(¥-¥)

あの~目がお金になってますけど‥‥やっぱり‥‥^^

>そんでもってその学生さんのその後・・・彼のいわんとするところの”成功”をつかむことができたのでしょうか。気になるなぁ・・・(---)

それはお伝えできないのです。
ごめんなさい。
Commented by enzian at 2006-02-18 21:17
猿夫さん

>正直者は確かにバカを見ることが多いですよね・・はぁ・・

はぁ‥ですね。

>でも、バカを見ている正直者を見て、「バカだなぁ・・でもこの人好きだなぁ・・」って思ったりする事もあります。

ぼくも大好きですよ。
そういう人はアホほど(めちゃめちゃの意味)応援してしまいます。

>その学生さんのその後が、妙に気になるワタクシでした(笑)

お伝えできないのです、という答えで、
推測していだけませんか。
ごめんなさい。
Commented by coeurdefleur at 2006-02-18 21:18
所謂成功している人が全て「ずるいこと、汚いことをやってる」とは思いません。
けれども本当に一生懸命真面目に頑張っている人で
「人並みな生活」を送ることができないでいる人も知っています。
一口に人並みな生活と言っても考え方で様々ですが。

子供が減っていると言われますが、子供に手間と時間をかけるよりも
自分の生活をエンジョイしたいという人ばかりではないように思われます。
子供が伸びやかに健やかに育つであろう環境。
そういうものに不安があるから…そんな風にも思えるのでした。

ズルいことをして小さなトクを得る。
誰しも誘惑に揺れることがあるのかもしれない。
でも、心が痛まなくなっては…
その学生さんはどんな風に生きていかれるのでしょうね。
Commented by bs2005 at 2006-02-18 21:25
私も上の方のように出来れば削除しないで頂きたいです。もちろんenzianさんのお気持次第ですが。

「やっきで否定する気分にはなれなかった。」と言われるenzianさんに誠実なものを感じます。消してしまうかもしれないとおっしゃる所にも。

アメリカ人の娘むこは、大金持ちのアメリカ人ばかりを相手に投資相談のような仕事をしていたことがあります。一年ほどそれを続けて、彼がつくづく分かったのは、金持ちには幸せな人間は一人も居ないということだったそうです。皆、いつも不満、どんなにお金が入っても、もっと欲しくて不満。貪欲の沼であえぐだけのどんなに不幸せな存在か分かったから、その仕事をやる気になれなくなったとやめてしまいました。

きれいごとを言うつもりはありません。
のは身にしみているし、お金がどれだけの不安から解放してくれるかもよく分かっていますから。

Commented by bs2005 at 2006-02-18 21:26
続き

でも、お金で買える幸せは人を本当に幸せにしてくれないというのも多少の真実はある気がします。その逆玉の男の人、逆に言えば、6000万円も出さなければ楽しさを買えなかったという感じもします。そして、多分、それでも本当に心からの幸せな気分は買えなかったのでは、そうやって使っても使っても、充たされない心の空洞は広がって行くような、、、そう思いたいだけかもしれませんが。
Commented by enzian at 2006-02-18 21:51
柊さん

>所謂成功している人が全て「ずるいこと、汚いことをやってる」とは思いません。

ぼくもそうは思いません。
そういう意味で、学生の判断は拙速です。

>けれども本当に一生懸命真面目に頑張っている人で
「人並みな生活」を送ることができないでいる人も知っています。

たくさんおられるでしょうね。

>子供が減っていると言われますが、子供に手間と時間をかけるよりも
自分の生活をエンジョイしたいという人ばかりではないように思われます。
子供が伸びやかに健やかに育つであろう環境。
そういうものに不安があるから…そんな風にも思えるのでした。

自分の生活をエンジョイしたいということと、
子どもの数が減っていることを繋げるのは無理がありますね。
むしろ、柊さんの言うように、
もっと欲しいと思ってもそれを抑制せざるをえない不安がある
と考える方が適切なのでしょうね。
いつ「人並みな生活」をできなくなるか、わかったものでない、
という不安もその一つなのでしょう。
Commented by enzian at 2006-02-18 21:57
柊さん、続き

>ズルいことをして小さなトクを得る。
誰しも誘惑に揺れることがあるのかもしれない。
でも、心が痛まなくなっては…
その学生さんはどんな風に生きていかれるのでしょうね。

なにを小さいと思ってなにを大きいと思うか、
という基準がぶれてしまったら、
「あなたの今やっていることは、
ちょっと損であるかのように見えても、
大きな人生のなかでは得になるんだよ」
という説得はもうできません。

基準がぶれてしまったら最後、
心が痛むこともなくなるのでしょうね。
Commented by enzian at 2006-02-18 22:14
bs2005さん

>「やっきで否定する気分にはなれなかった。」と言われるenzianさんに誠実なものを感じます。消してしまうかもしれないとおっしゃる所にも。

気持ちを読みとっていただき、ありがとうございます。
削除はもういたしません。^^

>アメリカ人の娘むこは、大金持ちのアメリカ人ばかりを相手に投資相談のような仕事をしていたことがあります。一年ほどそれを続けて、彼がつくづく分かったのは、金持ちには幸せな人間は一人も居ないということだったそうです。皆、いつも不満、どんなにお金が入っても、もっと欲しくて不満。貪欲の沼であえぐだけのどんなに不幸せな存在か分かったから、その仕事をやる気になれなくなったとやめてしまいました。

いつまでも充たされることはないと。
限りがないのが欲望の特徴だと言われますが、
金銭欲もまさにそのようなことなのですね。
Commented by enzian at 2006-02-18 22:20
bs2005さん、続き

>その逆玉の男の人、逆に言えば、6000万円も出さなければ楽しさを買えなかったという感じもします。そして、多分、それでも本当に心からの幸せな気分は買えなかったのでは、そうやって使っても使っても、充たされない心の空洞は広がって行くような、、、そう思いたいだけかもしれませんが。

そう思います。
6000万円も出さねば楽しさを買えなかったのでしょうね。
そして、お金を使い果たしたあとで、
心の空洞がポッカリ広がったのかもしれません。
Commented by kaori_yoshihara at 2006-02-18 22:46
その学生さんはどういう選択をなさったんでしょう。(ひとり言)

私も、よく「あぁ、あのとき踏み出しちゃえば良かったのかなぁ~。あんなクソ真面目な選択、今時誰もしないよな~」と思うことがあります。私が思っているのはお金じゃないから微妙にニュアンスが違うかもしれませんが。

無責任に聞こえるかもしれませんが、選択はどちらでもよいのだと思います。
正直な道、ずるい道、どちらを選んでも苦しいですから。
逆に言えば、どちらを選んでもそれなりの「楽」があります。
何を求めているかだと思うのです。

何を幸せと感じるかって、人それぞれだと思うのですが、「自分が何に幸せを感じるか」をより元素(もとのかたち)に近い状態で知っている人は幸運だなと思います。
はじめは知っていても、忙しくなってくるとお金や名誉にとらわれて忘れたり、失くしたりしますしね。ずっと、シンプルに求め続けることは難しいのだと思います。

(結論出ず・・・なんだか半端・・・スンマヘン(´ω`))

Commented by 座敷童 at 2006-02-19 00:41 x
私の友人はいつも似たようなことを言いますが、一生懸命働いております。
友人が掴みたいのは「成功」でも、それによって得る至福でもないことは明らかです。
その学生が言うところの成功している人って何を指すのかが気になります。
その友人はいつも愚痴りますが「努力の結果に失敗も成功もない」と考えてるようです。
正直者の努力は報われないものだなあと言うのは、他人のお節介に思えるようでした。

ささやかですが、中学時代裁縫の宿題でパジャマを作れと言われて
私以外のクラス全員が母親に縫ってもらった物を提出したのに、
独力で作った物を出して最低点を獲得した栄光の思い出があります。
母親が外で働いていたのは当家だけだったのです。
左右の丈の長さが違うパジャマは今でも頑張った証しとして保管してあります。
バカですよねー。
Commented by enzian at 2006-02-19 10:08
かおりさん

>私も、よく「あぁ、あのとき踏み出しちゃえば良かったのかなぁ~。あんなクソ真面目な選択、今時誰もしないよな~」と思うことがあります。私が思っているのはお金じゃないから微妙にニュアンスが違うかもしれませんが。

お金のことばかりじゃないので、ニュアンスは違っていないと思いますよ。
その選択をとったことに、どこかで満足しているのですよね。

>無責任に聞こえるかもしれませんが、選択はどちらでもよいのだと思います。
正直な道、ずるい道、どちらを選んでも苦しいですから。
逆に言えば、どちらを選んでもそれなりの「楽」があります。
何を求めているかだと思うのです。

ふむふむ、なるほど、そだね。
φ(._.)メモメモ
Commented by enzian at 2006-02-19 10:08
かおりさん、続き

>何を幸せと感じるかって、人それぞれだと思うのですが、「自分が何に幸せを感じるか」をより元素(もとのかたち)に近い状態で知っている人は幸運だなと思います。
はじめは知っていても、忙しくなってくるとお金や名誉にとらわれて忘れたり、失くしたりしますしね。ずっと、シンプルに求め続けることは難しいのだと思います。

自分にとっての幸せの元素(原型と言ってもよいかな?)をもち続けることができれば、舵取りがやりやすくなりますね。まぁ蛇行してもいいんですが。^^

>(結論出ず・・・なんだか半端・・・スンマヘン(´ω`))

よく考えました。◎^^
Commented by enzian at 2006-02-19 10:38
座敷童さま

>私の友人はいつも似たようなことを言いますが、一生懸命働いております。
友人が掴みたいのは「成功」でも、それによって得る至福でもないことは明らかです。

では、そちに尋ねよう(殿になった^^)
その「成功」は至福の一種ではないのかぇ。

>その学生が言うところの成功している人って何を指すのかが気になります。

この学生が言っている成功は物質的な豊かさでしょう。

>その友人はいつも愚痴りますが「努力の結果に失敗も成功もない」と考えてるようです。

それは努力すること自体を至福だと思っているということでしょう?

>正直者の努力は報われないものだなあと言うのは、他人のお節介に思えるようでした。

ぼくはまったく違う考えをもっていますよ。
Commented by enzian at 2006-02-19 10:52
座敷童さま、続き

>ささやかですが、中学時代裁縫の宿題でパジャマを作れと言われて
私以外のクラス全員が母親に縫ってもらった物を提出したのに、
独力で作った物を出して最低点を獲得した栄光の思い出があります。
母親が外で働いていたのは当家だけだったのです。
左右の丈の長さが違うパジャマは今でも頑張った証しとして保管してあります。
バカですよねー。

結果として左右の丈がちがっても、それは大した問題じゃなかったんですよね。
それは、努力すること自体に意味がある、と思ってやったことなのでしょう。

努力すること自体に意味がある、
と思える人がいなくならないことを望みます。
Commented by aroomwithaview at 2006-02-19 16:32
そんなテレビ番組があるというのも、観る人がいるから・・・なの・・・かな?
(いやいや、enzianさんを責めているわけではありませんよ。
うちはテレビがないので、ひがみです。笑)

正直者がバカを見ると、本気で思う人が大多数の社会だったら怖いですね。
でも、そうでもないから、こんなテレビ番組もあるのだと(信じたい)。
Commented by enzian at 2006-02-19 18:09
aroomwithaviewさん

>そんなテレビ番組があるというのも、観る人がいるから・・・なの・・・かな?

そうだと思います。視聴率の高い番組です。
ちなみに、ぼくはテレビっ子ですが、
さすがにこの番組は見ないのですが、
ちらりと見てしまったのです、ちらりとね。(^^)

それと、6000万円なんて、眉唾だと思います。
そういう大げさな話を“武勇伝”しているので、驚きました。

>正直者がバカを見ると、本気で思う人が大多数の社会だったら怖いですね。

ぼくが一番イヤがっているのはそれです。
特に、子どもがそういう風に思ってしまうのがイヤですね。
Commented by hitorishizuka-f at 2006-02-19 21:52
《金の斧、銀の斧》のようなお話が、ブラックジョークにしか登場しなくなる世の中になることは避けたいですね。花咲かじいさんとか、舌きりスズメとかも・・・。

Commented by enzian at 2006-02-19 22:24
hitorishizuka-fさん

>《金の斧、銀の斧》のようなお話が、ブラックジョークにしか登場しなくなる世の中になることは避けたいですね。花咲かじいさんとか、舌きりスズメとかも・・・。

まったくその通りですね。
このままではジョークになってしまいそうです。

先日、女子高生のブログを読んでいたのですが、
そこで、一生懸命な人をあざ笑う人はキライです、
というようなことを書いていたんですね。
ちょっとホッとしました。
Commented by kozou_17 at 2006-02-19 23:16
資本主義、民主主義、学校教育の未熟さと、それらと歴史が培った日本人の慣習が噛み合っていないのを非常に感じる今日この頃です。そういうスキマというにはあまりにも大きなスキマから、ポロっとこぼれてくるんですよね、こういう話は。
Commented by enzian at 2006-02-19 23:49
kozou_17さん

>資本主義、民主主義、学校教育の未熟さと、それらと歴史が培った日本人の慣習が噛み合っていないのを非常に感じる今日この頃です。そういうスキマというにはあまりにも大きなスキマから、ポロっとこぼれてくるんですよね、こういう話は。

資本主義にせよ、民主主義にしても、
使いこなすためには実力が必要なのでしょうね。
戦後、こうしたものは、日本人は与えられて享受したわけですが、
まだ使いこなすにはいたっていないのかもしれませんね。
Commented by runa at 2006-02-20 12:01 x
自分自身の評価材料を収入に限定したり、達成感をはかるものさしがその事で得た金額になってしまうと、正直者ではいられなくなるのではないでしょうか・・・

ズルも悪い事も正直者の犠牲の上に行っている事を感じ、真面目な人の方が尊いって事で自分を恥じ、いつか自分にしっぺ返しがくるって事を恐れながらそれでもきっと正直者でいられない・・・そんな人程正直者を馬鹿にして「自分は悪くない」と豪語するのですよ。


正直者のなれの果て・・・

たぶんその学生さんの様にもともとは正直者だったのですよ。
生まれつきの悪代官なんていないはず・・・

弱くて可哀相な人。

人としての理性より人間としての本能が強いのかもしれませんね。





Commented by unnyo8739 at 2006-02-20 16:08
正直者は馬鹿を見ます。
自分に正直になりすぎて、手段を選ばなかった人間の末路というのは、
得てしてあまりいいものとは言えないのではないかと思います。
過去に怯える生活や、過去に襲われる危険をはらんだ生活こそ、
まさに馬鹿を見る事と考えます。

正しいか悪いかは別としてですが。
Commented by enzian at 2006-02-21 21:37
runaさん

>自分自身の評価材料を収入に限定したり、達成感をはかるものさしがその事で得た金額になってしまうと、正直者ではいられなくなるのではないでしょうか・・・

そうかもしれませんね。

>ズルも悪い事も正直者の犠牲の上に行っている事を感じ、真面目な人の方が尊いって事で自分を恥じ、いつか自分にしっぺ返しがくるって事を恐れながらそれでもきっと正直者でいられない・・・そんな人程正直者を馬鹿にして「自分は悪くない」と豪語するのですよ。

「自分は悪くない」という豪語は、恐怖心や自信のなさの裏返しなのですね。
ふむふむ。

>正直者のなれの果て・・・

たぶんその学生さんの様にもともとは正直者だったのですよ。
生まれつきの悪代官なんていないはず・・・

弱くて可哀相な人。


オギャーと生まれた赤ちゃんがいきなり桔梗屋ということはないですよね。^^
経験のなかでそうなってしまうのでしょう。
正直であることに疲れたのでなければよいのですが。

>人としての理性より人間としての本能が強いのかもしれませんね。

そうなってしまうかもしれません。
Commented by enzian at 2006-02-21 21:41
unnyo8739さん

フルエントリーありがとうです。^^

>正直者は馬鹿を見ます。
自分に正直になりすぎて、手段を選ばなかった人間の末路というのは、
得てしてあまりいいものとは言えないのではないかと思います。
過去に怯える生活や、過去に襲われる危険をはらんだ生活こそ、
まさに馬鹿を見る事と考えます。

正しいか悪いかは別としてですが。


その場合の正直者というのは、
自分の欲望に正直になりすぎた人という意味ですか。
そしてそういう行為が、
いずれ自分を苦しめるということですか。
それはあるでしょうね。
Commented at 2006-02-22 01:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by えほんうるふ at 2006-02-22 10:44 x
悲しいけれど、正直者がバカを見るのは真実だと思います。
でもそれは決して声を大にして言うべきことじゃなかったはずなのに、いつの間にかその発想が表社会のコンセンサスになっていて、「正直者がバカにされる」風潮すら感じられることを密かに危惧する私です。
enzianさんの姿勢には、ちょっとホッとさせられました(^^)。

下手すると自分の子供にそれを教えてやるのが親の思いやりのように考えている人もいたりして、「オイオイ」と思ってしまう今日この頃…。
オトナになるということは、一人一人の人間が痛い目に遭いながら成長する段階でだんだんと自分なりに「正直者がバカを見る」現実と折り合えるようになることなんじゃないかしら。最初から社会に対して諦めを持って成長していくということは、人として成熟が早まるのではなく、逆に貴重なコドモ時代を失って成熟したオトナになりそびれることにつながるような気がします。
Commented by enzian at 2006-02-22 22:45
鍵コメさま

そうですか、そういうことがあったのですか。

ありがとうです。
恥をしのんで記事を残した甲斐がありました。
書き手の文章の拙さを、
読み手の想像力が補ってくれたのですね。
Commented by enzian at 2006-02-22 23:00
えほんうるふさん

>悲しいけれど、正直者がバカを見るのは真実だと思います。
でもそれは決して声を大にして言うべきことじゃなかったはずなのに、いつの間にかその発想が表社会のコンセンサスになっていて、「正直者がバカにされる」風潮すら感じられることを密かに危惧する私です。

そうですね。
その風潮はこわいと思います。
とくに、風潮に免疫のないような人が、
その風潮に影響されるのは困ったことです。

>enzianさんの姿勢には、ちょっとホッとさせられました(^^)。

でしょ、でしょ!(^^)
Commented by enzian at 2006-02-22 23:09
えほんうるふさん、続き

>オトナになるということは、一人一人の人間が痛い目に遭いながら成長する段階でだんだんと自分なりに「正直者がバカを見る」現実と折り合えるようになることなんじゃないかしら。最初から社会に対して諦めを持って成長していくということは、人として成熟が早まるのではなく、逆に貴重なコドモ時代を失って成熟したオトナになりそびれることにつながるような気がします。

同感です。
なにも足すことも引くこともございません。(^^)
Commented by 座敷童 at 2006-02-23 01:05 x
シュタッ!(天井裏から) トノ!(カエルじゃない方)
レスを頂きまして候・・・。
>その「成功」は至福の一種ではないのかぇ。
その友人は私と似たような作業をしているので
「成功」=「至福」とはさせて貰えないようです、今の社会では。
でもきっと一部は含まれていると思います。
私は努力の課程を振り返って大概後悔に陥ってますが・・・ニン。
正直者は胃に穴が開いちゃう世の中です、トノ。
胃潰瘍防止活動を個研で推進して下さい。
Commented by enzian at 2006-02-23 22:51
座敷童さま

ゲロゲーロ(混線中)

さて。

>私は努力の課程を振り返って大概後悔に陥ってますが・・・ニン。
正直者は胃に穴が開いちゃう世の中です、トノ。

よいよい。それがそなたなのじゃ。
苦しゅうない。

>胃潰瘍防止活動を個研で推進して下さい。

オッケー、春休みもがんばる!
ゲロゲーロ♪

Commented at 2006-02-26 23:39
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2006-02-27 20:34
鍵コメ2さま

些細なことなんですね。。。
Commented by mayuzumi_kaname at 2006-03-04 01:17
「ずるく生きよう」と言う人は大体一生懸命に生きている人だと。
一生懸命生きたいだけなんだけどなぁ…
Commented by enzian at 2006-03-04 12:38
mayuzumi_kanameさん

>「ずるく生きよう」と言う人は大体一生懸命に生きている人だと。
一生懸命生きたいだけなんだけどなぁ…

一生懸命生きることを否定したつもりはありませんけど‥
Commented by mayuzumi_kaname at 2006-03-08 02:41
あわわわ!すみません!!やっぱり文章だけってだめだなぁ
そういうつもりじゃなかったとです!
「「ずるく生きよう」と言う人は大体一生懸命に生きている人だと。」「思いました。」
と続いたのでした!
私はずるい人なんですが、まわりは「ずるく生きたい」「計算高くなりたい」と言ってた
人たちばっかりなので、その学生さんもきっとそう、なの、かと…なんかものすごくほんと、ほんとにすみません…ううわぁあ
Commented by enzian at 2006-03-08 23:21
mayuzumi_kanameさん

けらけら、なにも怒ってませんって。
そんなあわてないでください。(^▽^)
よ~くわかりました。

Commented by じゅんな at 2010-11-25 06:09 x
仕事場で、自分はつくづく「正直者は馬鹿をみる」を地でやってるなあと感じたことがあったので、検索してこのサイトにたどり着きました。2ヶ月待ってやっととれた病院でのアポの日、祖父の葬式なのでシフトを代わってくれと言われ同意。当日彼女は同僚に、バーで彼氏と飲んでいるところを目撃された。彼女への怒りを通り越して、ナイーブな自分に腹が立った。
Commented by enzian at 2010-11-25 22:20
じゅんなさん

イヤな目をなさいましたね。
でも、葬式で‥‥と言われて、
シフトを代わらない人の方がどうかしているようにも思えます。
ご自身のナイーブさが問題なのではなく、
身内の生き死にさえ道具として利用するひとの
方がどうかしているのではないか、
とぼくは思いましたよ。

ちなみに、この記事の学生、
先日、テレビに出ていました。
この学生はけっきょく大学を辞めたのですが、
商売は繁盛しているようです。

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