サプリメント

近所に一件だけあるコンビニのサプリメントの棚が見るたびに立派になっている。かわいらしいデコレーションが施してあるから、店の狙いはティーンの女性なのだろう。どうもやな感じだ。何がやな感じなのか、分析してみる(つくづくヒマだね)。

1.そもそも薬というやつが嫌いで見たくない。この辺の事情については極めて個人的なヒストリーに触れなくてはならないので、詳細は略。いつか気が向いたら書こう。ただし、サプリメントは厳密には薬ではなく「栄養補助食品」だとツッコム人もいるだろうから、次。

2.サプリメントが薬っぽいかたちをしているのがイヤ。薬じゃないなら薬っぽいかたちをするな!まぎらわしくて仕方ない。それより、ビタミンCならレモンのかたちで、カルシウムなら牛の骨のかたちで、ビタミンAならヤツメウナギのかたちにすれば、キワメテわかりわすいではないか。しかし、そんな気持ちの悪い食べ物を誰が買うか、とツッコム人もいるだろうから、次。

3.ティーンの女性をターゲットにしているというのが気に入らない。この手の人たちは何だって無批判に買っちゃうわけだから、そんな大人気ないことを商業論理に組み込むのはフェアではない。これは今ひとつ意味のわからない大雑把なオジサン的見解であり、かつ、「あたしたちの眼力をバカにしないで!」といった轟々たる非難が該当者たちから飛ぶのは火を見るより明らかなので、「失礼をした」とすかさず撤回する。

4.補助的なものがエラそうにしているのが、イヤ。ツッコミのみなさん(誰?)、どうもありがとう。そうなのだ。これこそが、やな感じの源なのだ。脇役が主役よろしくふんぞり返っているのがイヤなのだ。“supplement”とは、主役がいない場合の泣く泣くの代役。代役ではなく主役を、ヤツメウナギを売れ、ヤツメウナギを、コンビニ(だから、それは無理だって)。

ともかく、どうしようもない場合にのみ仕方なくOKせざるをえないものを日常的にしてしまったら、いろいろ問題が起きる。原子力にしても、臓器の利用にしても、堕胎にしても‥‥(良い子は他の例を考えようね)。麻薬なんてその典型だけど、薬はこれが全体的にあてはまる。2に戻ると、薬と似ているから、サプリメントが薬の「どうしようもないときにだけOKするわよ」をなし崩しにするのもやなんだろうな。疲れたら腰に手を当てて「覚せい剤一本ゴクッ」、美容のためには「‥‥一錠ポイッ」みたいなノリ。ぼくは何をさしおいても次世代の課題となるのはドラッグの問題だと思っているけど、もう手遅れなのかもね。

by enzian | 2004-09-23 23:59 | ※街を歩く | Trackback | Comments(2)

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Commented at 2008-04-27 17:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2008-04-27 18:48
鍵コメさん

はじめまして。enzianと申します。

キノコにまつわる悲劇^^、披瀝いただき、
ありがとうございます。
笑ってしまいました(すいません)。
そこにキノコが生えてたのでしたら、
仕方ないことですよね。^^

おほめにあずかり、光栄です。
この記事にコメントいただいたということは、
このようなおちゃらけた記事もお好きなのでしょうか。
ぼくは、そのドイツ人作家を知らないのです。
また、読んでみようと思います。

メールとかコメントは歓迎です。
今後ともよろしくお願いいたします。

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