「未来を殺すな」

ロシアで起こった学校テロ事件について、朝日新聞が「未来を殺すな」という社説を掲げている。このテロの卑劣さは、最も無力の、しかも最も未来のある子どもを対象としていることにあるそうな。そうだろうか? そもそも銃や爆弾の前では子どもに限らず誰しも無力なはずだし、このテロが学校ではなく(こういうことを言うと不謹慎だけど、ひょっとすると未来のあまりないかもしれない高齢者の)老人ホームで起こっていたとしても卑劣さに変わりはないだろう。

プーチンは「前例のない非人間的なテロリストの犯罪」と事件を糾弾したらしい。子どもが殺されたことを(チェチェン独立)戦争の不正の口実にするプーチンも、(独立)戦争を正当化するために子どもを殺したテロリストも、子どもを自らの正当化(プロパガンダ)の道具としていることに変わりない。両者とも、子どもを特別視しているのだ。子どもだけが特別なのではなく、誰にだってそれなりに未来はあるし、それなりに弱い。

by enzian | 2004-09-07 23:59 | ※テレビ・新聞より | Trackback | Comments(0)

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