熾火(おきび)

物事のはじまりは、ときに華やかだ。たくさんの人たちが寄り集まってくる。みんなが夢中になって、口々に蝶よ花よとほめそやす。花火が打ち上げられて、いろんな話題が飛び交う。夜店が立ち並ぶことだってある。でも、いつか花火大会は終わって、誰もいなくなってしまう。夏も終わる。

わっと群がって、押しかけて、潮が引くようにいなくなる人たち。でも、そんな人たちを尻目に、かまどに残った炭の熾火のようにいつまでも冷めないでいる人がいる。激しく燃え上がって天を焦がすことこそなく、派手にはじけ飛び広がることもないが、たしかな熱を保ち、人を暖め続ける人たちだ。継続的ボランティア。こういう人にはかなわない、と思う。

阪神大震災から13年。

by enzian | 2008-01-17 05:46 | ※その他 | Trackback | Comments(0)

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