安心

b0037269_20461361.jpgここ何日か、寝る前にくりかえし見て、聴いている動画がある。「日本 映像の20世紀」のオープニングテーマだ。音楽、映像の全体が好みなのだけど、特に最初の部分に映っている少年と少女が、切なくて、かわいらしくて、しかたない。

少女は少しお姉さんなのだろうか、この状況、もういったいどうしたらいいの‥‥とばかりに、ちらりと少年を見て、肩を揺らしながら照れている。少年も照れている。2人は手をしっかりつないでいる。手をつなぐって特別なことだもんね、どうしてかはわからないけど‥‥。

ずいぶん古そうなフィルムだが、いつのものなのだろう。いまごろ、2人はどうしているのだろうか。ひょっとすると鬼籍の人なのかもしれない。これはとても思い上がったいいかたなのだけど、自分の知らない時代にも、ほのかな照れがあったのだ。悲しいこともあったにせよ、楽しいことや、どきどきすることがあったのだろう。そう思うと、なぜか心が安らぐ。

by enzian | 2008-02-17 22:43 | ※その他 | Trackback | Comments(4)

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Commented at 2011-09-24 01:48
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-09-24 02:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enzian at 2011-09-24 22:24
鍵コメさん

コメント、ありがとうです。
またこの記事にコメントしてもらったことを嬉しく思います。
これは、ぼくの大切な記事のひとつです。

肌寒くなりました。
関西も肌寒くなったのですね。

あの写真は東京のものです。
少し早い目に咲いていましたが、
あの一株だけしか見つけられませんでした。

たしかに、この花には、赤のなかに黒が秘められていますね。
赤だけであれば、さらに好きになるのに時間が
かかったかもしれません。

>「人の気配」

自分ではうまく説明できていなかったのですが、
おっしゃるとおりだと思います。
うまくまとめてくださいました。^^

二つ目のコメントの第一段落部分はぼくもまったく同感で
うなずいたのですが、彼岸花を見ると、
胸がぎゅっとなります。
Commented by enzian at 2011-09-24 22:42
鍵コメさん、続き。

かなうかかなわないかわからないが、
役に立つか立たないかわからないが、
なにかをしておこう、というひとの願いが見え隠れする花
なのだと思います。

ひとはふだん、過去から自分にかけられている願い
に思いを致すことはほとんどありませんが、
彼岸花はそれを思い起こさせてくれるのでしょうね。

わたしたちが花を美しいと感じるのは、
その花がわたしに見られるために咲いていて、
その花の目的をわたしが満たしたからなのです。
そうカントさんはいっております。^^

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