インテリジェント・デザイン・セオリー

ID(インテリジェント・デザイン)、つまり知的存在によって世界が作られたという説を進化論にかえて(併記して)教科書に記載すべきだという議論がアメリカの一部の州で高まっていると聞いて驚いた。すでに数年前にバチカンが進化論を一部受け入れ、全世界の創造説をあきらめて、生物は進化してきたが、進化する生物の魂をはじめに創ったのは神であるという、“魂(のみ)の創造説” にトーンダウンしていたからだ。

IDは(教科書の記述から特定の宗教思想を排除するため)、はっきり「神」と言わないところが “味噌” で、神が世界を創ったという創造説の代理として使われる。IDの支持者の論理はけっこう単純で、進化論には問題があるからIDしか残らない、ということだ。

ぼく自身は、進化論の問題を知らないわけではないが、かといって創造説をとるほどの “勇気” はない。進化論に飛躍(いわゆるミッシングリンク=進化の空白がある)があるから知的存在による創造を認めるというIDの考え方の道筋には進化論以上の飛躍があると考えるからだ。もちろん、答えはどこかにあるのだろう。IDか、進化論か、それ以外の考えか――答えはやっぱり、神の味噌汁、神のみぞ知る?

by enzian | 2008-08-18 21:27 | ※テレビ・新聞より | Trackback

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