低音

半島の先端にある集落を訪れた。どう表現したらよいのかわからないような低音が彼方から間断なく響き続けていて、それが足下からせり上がってくる。押し寄せた荒波を少し沖合にある珊瑚礁の端が打ち消している音なのであった。それは不快な音ではない。陳腐な言葉を使えば、どこか懐かしい思いを呼び覚ます音なのだ。

少年に会った。このような音のなかで育ってきた人とはどんな人なのだろうか。砂浜に降りて、貝殻を拾う。大きなものもある。耳につけてなにかを聞いてみようとした。波を砕く低音のベースに新しい音が加わった。貝殻の音は流れる血液の音だと聞いたことがある。

by enzian | 2008-12-06 18:50 | ※海を見に行く | Trackback | Comments(5)

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Commented by non at 2008-12-14 14:20 x
沖縄では
光芒も あくまでも明るい光景なのですね~
たいてい もう少し薄暗い中に 光が射している感じですよね。

しなしなより パリパリの方が好みです。

しなしなになってしまうと 哀しくなるので・・・
しなしな好きの人のほうが お得ですね(笑)

でもなぜか ヌレおかきは 好き。

どんぐりは お池に どんぶりこ~とはまったのですね~
桃太郎の桃は どんぶらこ どんぶらこっこ…

思い込み度合いは
加齢と共にひどくなっていくような気がします。
もちろん 子供の頃からずっと覚え間違いをしていた~という
ことも たくさんあるのですが~
パンフレットなどを貰っても
じっくり丁寧に読むのが 段々面倒になってくるようです。
Commented by enzian at 2008-12-14 15:03
nonさん

>沖縄では
光芒も あくまでも明るい光景なのですね~
たいてい もう少し薄暗い中に 光が射している感じですよね。

このような光のときもあるのだと思います。
それと、「光芒」という語彙に惚れました。
無題のしていたのですが、
その言葉を使いますね。

>しなしなになってしまうと 哀しくなるので・・・
しなしな好きの人のほうが お得ですね(笑)

^^
>どんぐりは お池に どんぶりこ~とはまったのですね~
桃太郎の桃は どんぶらこ どんぶらこっこ…

そうでした。
どんぶりとか、どんぶらとか、
表現した人がすごいと思います。
Commented by enzian at 2008-12-14 15:04
nonさん、続き

>思い込み度合いは
加齢と共にひどくなっていくような気がします。
もちろん 子供の頃からずっと覚え間違いをしていた~という
ことも たくさんあるのですが~

あぁそれは気をつけねばならぬ、と自戒します。
経験が増えて知識が増えるとどうしても
覚え間違いの数も増えはするのでしょうが。

>パンフレットなどを貰っても
じっくり丁寧に読むのが 段々面倒になってくるようです。

同感です。
読まなくても大丈夫だろうと自己流にして、
けっきょくわからなくて、
読み返すはめになります。
時間のロスですよね。^^;
Commented by non at 2008-12-23 18:13 x
私は 「哲学」について 何も知りませんが~
今日 京都の日展で 日本画の先生(私の先生)の作品を見て
「哲学的だな~」という感じを受けました。

「バス・ストップ」というタイトルなのですが
古びた木のベンチが置いてあって その下の水溜りに
バス停の標識が 写っているのです~
たぶん 実際に見た光景を元に描かれているのだと思いますが
こういう何かを訴えるような絵は 私のような素人には描けません。

ところで ↑の 「光芒」と言う言葉は この絵の先生にお聞きしたのですが 私は 自分で書いたこの光景に
西洋風に「天使の梯子」というタイトルをつけています。
同じ光景でも 呼び方によって 全くイメージが変わってきますね~
Commented by enzian at 2008-12-23 18:54
nonさん

京都の日展に行かれたのですね。
その記事は拝読していました。

>「バス・ストップ」というタイトルなのですが
古びた木のベンチが置いてあって その下の水溜りに
バス停の標識が 写っているのです~

その説明を聞くだけで
何かを訴えるような、見る者になにかを考えさせるような絵
であることが伝わってきます。

ちなみに、ぼくが自分の文章を偉そうに
「哲学エッセイ」と呼ぶときは、
読んだ方がなにごとかを考えるきっかけになるような
文章にしたい、と考えてのことです。

>光芒

光芒という言葉はなかなか使える言葉ではないと思います。
見識のある方なのでしょうね。
「天使の梯子」もいいです。(゜∇^d) グッ!!
美しい風景には天使が舞い降りる、
というのでしたらいいですね。

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