やり方しだい

いつもにこやかなひとが話しかけてくる。「せんせい、4年間お疲れさまでした。もう、ずっと続けられるのかと思ってました。それにしても、せんせいの仕事はみんなに嫌われる仕事だったから大変でしたよね」。...

2016年 05月 02日

限度

目の前にいる人間に関心をもたずに、そのひとが自分にどんな利益をもたらしてくれるかだけに関心のあるひと、つまりひとを自分の道具としてしかみられないひととは、それほど長くつきあうことはできない。そこ...

2016年 04月 24日

四月

大学がはじまると「やさしくない、やさしくない」と、まったくうるさいことである。そんなこと、言われなくともわかっている。ぼくは人生のベースを生クリームのようなやさしさには置いていないのだ。そんなわ...

2016年 04月 20日

すぐ目の前

生死をかけた問題というのが医療現場だとか災害現場だとかにしかないような言い方をするひとの話を聞いて、自分とはずいぶん考え方がちがうなと思った。望遠鏡をメガネのレンズにして歩いているんじゃあるまい...

2016年 04月 10日

復帰

一昨日で重職を退任して、昨日は入学式。気がついたら4年が経っていた。 個研には、以前学生にもらったお茶が飲みきれずに、わずかに残っていた。 それを朝から急須に入れて、ゆっくり蒸らして飲む...

2016年 04月 02日

※彼方への私信

からから。

まだ窓の外が暗いぐらいの時間。南の窓から誰かが入ってきたような気配がした。それはすぐにぼくの枕元に移動して、頭の上で「パン」というかわいた音を鳴らした。なんだなんだ?と思ったが、まぁなんとなくわ...

2016年 02月 28日

昼寝をしているつもりで眠っていたら、「起きてください」と二人から起こされた。部長と前の課長だった。「日曜日に昼寝をしているつもりで寝ていたら、月曜日でした。すいません」とぼくは謝って、「それで、...

2016年 02月 21日

さあ

明日から一般入試がはじまる。わが任務は、居眠り→昼ごはん→居眠り→ おやつ→居眠り。

2016年 02月 03日

※その他

あれこれ

久しぶりに親友に電話をしたら、ものの1秒で学生時代の雰囲気に戻った。その爽快さといったら、もう。春に会おうという約束を交わす。いかにも彼の地は遠いが、やつなら来るだろう。時間と空間の空白を一瞬で...

2016年 01月 31日

※その他

信じて欲しいこと。

ぼくは自分に甘くて他人に辛い。それは自分でも認めているし、自分以外の人もよく知っている。知っているから、かわいそうな少数の人たちがびくびくしながらぼくと付き合っており、大多数の人たちは忌避してい...

2016年 01月 23日

※その他

雪ふりつむ。

「太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。」                     (三好達治「雪」)

2016年 01月 16日

※その他

積み重さなるもの

やっぱり明日は敗戦事例を増やすのかな。 世の中には、頑張ったからあきらめようとすっぱり断念できることと、 いかにしてもあきらめられない、振り切れないことがあると思う。

2016年 01月 11日

※その他

リフレイン

とっくに縁を切ったと思っていたコミュニティとの関係を考えないといけない。 彼はそれでいいと言うが、ほんとうにそれでよいのだろうか。 おれがいたんじゃお嫁に行けぬ、というフレーズがなぜかずっと...

2016年 01月 04日

※その他

年賀状あれこれ―達人のこと―

今年も年賀状が届く。ちゃんとしたひとたちは年賀状もちゃんとしている。当方はいいかげんなもので、年末にごく少数の方に、内容も粗末なものを書きはしたが、なんだかんだと言い訳して投函したのが29日だっ...

2016年 01月 02日

失念

卒業生と話していると、在学時にはわかっていなかったことに気づかされることがよくある。今年も2回、決定的に気づかされて、自分の愚かさに打ちひしがれた。1回は、以前ドイツ語の文献を読んでいたときに学...

2015年 12月 28日

雲散霧消

「来てくれたんか」というか細い声を聞いたその瞬間に、 数十年の憎悪はひとかけらも残さず雲散霧消したのだった。

2015年 12月 19日

呑み

いよいよアポイントをとるのが億劫になってきた。アポイントをとらず、ぐだっと呑みに行ける連れをもう少し。やっぱりこういう場合は飲みではなく、呑みかな。

2015年 12月 12日

自分を癒す

自分のために病院に行く。ひとのために病院に行く。どちらにしても、けっきょく自分のためなのだ、と気づいた。自分を癒すために行くのだ。

2015年 11月 23日

連絡

その人からかかってくる電話はいつも絶望的で、今日もやはり絶望的だった。

2015年 11月 15日

※テレビ・新聞より

「きっと会える!大好きな人に」

NHK「歴史ヒストリア」、「きっと会える!大好きな人に~渋谷とハチ公 真実の物語~」の回を観た。ぼくらは誰か大切なひとが帰ってくるのを待っているような気がするし、大切なひとのもとに帰りたいと願っ...

2015年 10月 26日

※その他

カネタタキ

空を見上げたら、昼間の空の青さと夕暮れどきの赤がせめぎ合う、青と赤のグラデーションが見えた。薄暗くなった足下には下草が生えている。少し前まではうるさいほどに鳴き盛っていたコオロギやマツムシの姿は...

2015年 10月 16日

当たり前のこと

「他のひとなら当たり前にできることが、なぜわたしにはできないのだろう」‥‥頬に流れるものを見て、なんともいえない気持ちになった。当たり前のことを当たり前のようにできるひとがいる。当たり前でないこ...

2015年 10月 06日

※その他

好ましくないちゃんぽん

すっかり体調を壊してしまった。高熱が続いて、ようやく収まったと思ったら、めまいがして立ち上がれない。一度でさえもすくっと立ち上がれない。これまでほとんどめまいを経験したことのなかったぼくは、めま...

2015年 09月 23日

※その他

やるべきか、やらざるべきか。

やるべきかやらざるべきか悩んでいることがある。なにもしなければあることが損なわれることはわかっていて、同時に、これまでの痛い経験でどんなに骨を折ってみても無駄に終わることもわかっている。この事例...

2015年 09月 23日

※その他

ぽたぽた経験希望

先日、久しぶりに青空の下、額からぽたぽたと汗が落ちるような経験をして、おぉこれは高校のクラブのときにいつも感じていたやつだと、すがすがしくてなつかしい気分になった。「じわっ」とか「じゅる」とか「...

2015年 08月 09日

※その他

食べ物への礼儀

好むと好まざるとにかかわらず、歳を重ねるごとにひとと食事をすることが増えてきた。もちろん、いっしょに食べて楽しい会話ができればいいのだけど、できれば二度目の会食は免除願いたいと思うタイプ、二種。...

2015年 06月 07日

※その他

サツマイモたち

アスパラとジャガイモを食って、こんな美味いジャガイモは食ったことがない、美味い、美味いと呻(うめ)いていたら、その土地のひとは言いましたな。「いまは(冬越しして)貯蔵したジャガイモの最後の時期な...

2015年 05月 17日

※彼方への私信

知的な謙虚さ

「学問をして、いったいなんになるのか?」あなたがそう問う理由はわかるような気がします。きらびやかに効力を示すことのできる学問分野はありますが、ぼくが勉強していることなんて、なんの役に立つの?と問...

2015年 05月 09日

※その他

偽装工作

昔、担任の先生が生徒のひとりひとりに贈る言葉を書いてくれことがあった。ぼくには「努力家であれ、いつまでも」と書かれた。その文章のことは覚えていて、いまでもときどき思い出す。努力家なのだろうかと考...

2015年 04月 26日

※その他

坂願望

電車でサラリーマンたちが「暗峠(くらがりとうげ)がスゴイ」と話していた。暗峠というのは奈良と大阪の境にある峠で、その坂の急勾配で知られる。先日も、NHKの「チャリダー」で坂バカ(急勾配の坂がなに...

2015年 04月 19日