結局、そういうことか

久しぶりに三条大橋のたもとで「なんで屋」を覗こうとしたら、なくなっていた。世知辛い世の中、さもありなん、と思っていたら、木屋町三条でしっかりパワーアップして開業している。お題が増え、客もそこそこいる。前回は思いつめたサラリーマンらしい人が客だったが、今回は女子高生が二人、熱心に話を聞いている。こんな商売に女子高生が来るようなら、わが哲学も安泰と思いつつ通り過ぎるが、店のにいちゃんの横顔が少しカッコよさげなことに気づく。さもありなん。

# by enzian | 2004-09-26 23:59 | ※街を歩く | Trackback | Comments(0)

運動会

墓参りに行く。今日は運動会の学校が多いらしく、どこからかそれらしい音楽が流れてくる。応援合戦の声も聞こえる。いつものようにぎこちなく手を合わす。いろいろな人を思い出し、運動会が嫌いだったことを思い出した。その頃から華やかなことが苦手だったのか。

# by enzian | 2004-09-25 23:59 | ※その他 | Trackback | Comments(0)

サプリメント

近所に一件だけあるコンビニのサプリメントの棚が見るたびに立派になっている。かわいらしいデコレーションが施してあるから、店の狙いはティーンの女性なのだろう。どうもやな感じだ。何がやな感じなのか、分析してみる(つくづくヒマだね)。

1.そもそも薬というやつが嫌いで見たくない。この辺の事情については極めて個人的なヒストリーに触れなくてはならないので、詳細は略。いつか気が向いたら書こう。ただし、サプリメントは厳密には薬ではなく「栄養補助食品」だとツッコム人もいるだろうから、次。

2.サプリメントが薬っぽいかたちをしているのがイヤ。薬じゃないなら薬っぽいかたちをするな!まぎらわしくて仕方ない。それより、ビタミンCならレモンのかたちで、カルシウムなら牛の骨のかたちで、ビタミンAならヤツメウナギのかたちにすれば、キワメテわかりわすいではないか。しかし、そんな気持ちの悪い食べ物を誰が買うか、とツッコム人もいるだろうから、次。

3.ティーンの女性をターゲットにしているというのが気に入らない。この手の人たちは何だって無批判に買っちゃうわけだから、そんな大人気ないことを商業論理に組み込むのはフェアではない。これは今ひとつ意味のわからない大雑把なオジサン的見解であり、かつ、「あたしたちの眼力をバカにしないで!」といった轟々たる非難が該当者たちから飛ぶのは火を見るより明らかなので、「失礼をした」とすかさず撤回する。

4.補助的なものがエラそうにしているのが、イヤ。ツッコミのみなさん(誰?)、どうもありがとう。そうなのだ。これこそが、やな感じの源なのだ。脇役が主役よろしくふんぞり返っているのがイヤなのだ。“supplement”とは、主役がいない場合の泣く泣くの代役。代役ではなく主役を、ヤツメウナギを売れ、ヤツメウナギを、コンビニ(だから、それは無理だって)。

ともかく、どうしようもない場合にのみ仕方なくOKせざるをえないものを日常的にしてしまったら、いろいろ問題が起きる。原子力にしても、臓器の利用にしても、堕胎にしても‥‥(良い子は他の例を考えようね)。麻薬なんてその典型だけど、薬はこれが全体的にあてはまる。2に戻ると、薬と似ているから、サプリメントが薬の「どうしようもないときにだけOKするわよ」をなし崩しにするのもやなんだろうな。疲れたら腰に手を当てて「覚せい剤一本ゴクッ」、美容のためには「‥‥一錠ポイッ」みたいなノリ。ぼくは何をさしおいても次世代の課題となるのはドラッグの問題だと思っているけど、もう手遅れなのかもね。

# by enzian | 2004-09-23 23:59 | ※街を歩く | Trackback | Comments(2)

アオリイカ

アオリイカの表紙に釣られて、久しぶりに雑誌『関西のつり』を買ってしまう。もうすぐ中秋の名月、月夜が条件のイカ釣りには最適の季節なのだ。学生の頃、この時期は決まって怖いような日本海の防波堤で一人夜通し釣り糸を垂れていた。それを思い出し、頁を開いて、居ても立ってもいられなくなるが、こらえる。見るだけにしておかねば。釣りはもう捨てたのだから。

# by enzian | 2004-09-22 23:59 | ※自然のなかで | Trackback | Comments(0)

帰りは雨

後期の授業が始まる。どういうわけか、一回目からまともな授業をしてしまう。院生は何事かと驚いておった。そら、そうだろ。珍しいことをするものだから、帰りは雨。

# by enzian | 2004-09-21 23:59 | Trackback | Comments(0)

秋空

空気が澄んで、空が高くなってきた。秋空が美しい。風にそよぐ草花も美しい。

# by enzian | 2004-09-20 23:59 | Trackback | Comments(2)

マナーとルール

タバコのコマーシャルは相変わらずマナーの問題を強調しているが、そろそろごまかしはやめた方がいい。タバコが他者に与えるのは迷惑ではなく危害なのだ(迷惑と危害の差がわからないバブバブちゃんは自分で勉強しようね)。タバコの問題は、マナーの問題ではなくルールの問題。

# by enzian | 2004-09-16 23:59 | ※街を歩く | Trackback | Comments(1)

嵐の三日間

卒論合宿を終わる。嵐の三日間だった。台風一過して、明日からは穏やかな日々を満喫できると思っていたが、甘かった。卒論とは何かをまったく理解していない学生がいることが判明。書き直させる羽目に。こういうことのないよう、強力な網をかけてきたつもりだが、いとも簡単にかいくぐられてしまった。合宿終了後、ある学生に「舐められてんのかなぁ?」とため息まじりで聞いたら、すかさず、「先生は甘すぎる」と答えられた。怒り狂っていても「アホちゃう」ぐらいにしか思われていないんだろうな。きっと。

# by enzian | 2004-09-15 23:59 | ※キャンパスで | Trackback | Comments(0)

インドの非常事態

コルカタのスタジアムが停電して、昨晩、日本のテレビ局は「非常事態発生」と大騒ぎしたらしい。そんなの当たり前だって。インドなんだから。12万人収容のスタジアムの底が抜けることだってインドだったらありうる。何のトラブルもなしに放送できる方が非常事態。

# by enzian | 2004-09-09 23:59 | Trackback | Comments(0)

コルカタの恐怖

サッカーのワールドカップ予選が今日、コルカタであるらしい。いろいろ見てきたが、すぐにでも逃げ出したくなるような本能的な恐怖を感じた町はコルカタだけだった。本来、人間が隠したくなるものが堂々と人前に晒されている。病、死、異形、漆黒の闇、血液、汗、髪、排泄、差別、貧困、暴力、老い、悲鳴‥‥。生の現実と向かい合いたくない人は、この町に入れない。もう一度行くかと言われれば、二の足を踏む。

# by enzian | 2004-09-08 23:59 | ※その他 | Trackback | Comments(0)

「未来を殺すな」

ロシアで起こった学校テロ事件について、朝日新聞が「未来を殺すな」という社説を掲げている。このテロの卑劣さは、最も無力の、しかも最も未来のある子どもを対象としていることにあるそうな。そうだろうか? そもそも銃や爆弾の前では子どもに限らず誰しも無力なはずだし、このテロが学校ではなく(こういうことを言うと不謹慎だけど、ひょっとすると未来のあまりないかもしれない高齢者の)老人ホームで起こっていたとしても卑劣さに変わりはないだろう。

プーチンは「前例のない非人間的なテロリストの犯罪」と事件を糾弾したらしい。子どもが殺されたことを(チェチェン独立)戦争の不正の口実にするプーチンも、(独立)戦争を正当化するために子どもを殺したテロリストも、子どもを自らの正当化(プロパガンダ)の道具としていることに変わりない。両者とも、子どもを特別視しているのだ。子どもだけが特別なのではなく、誰にだってそれなりに未来はあるし、それなりに弱い。

# by enzian | 2004-09-07 23:59 | ※テレビ・新聞より | Trackback | Comments(0)

亀の手

亀の手を食べる。爬虫類ではなく、海の節足動物。珍味だという噂は聞いていたが、珍味というより、かなりの美味だった。貝と海老の中間ぐらいの味わい。ほんのりと磯の香りがする。塩茹でにしたが、味噌汁にしてもよい出汁が出るらしい。ただし、名前の通り、見た目はかなりのグロテスク。

# by enzian | 2004-09-06 23:59 | Trackback | Comments(0)

翻訳

翻訳に苦しむ。特にルターからの引用部分は特殊なドイツ語で、手ごわい。

# by enzian | 2004-09-05 23:59 | Trackback | Comments(0)

ぶどう

親類からブドウが届く。毎年送ってもらうのを楽しみにしているもの。夏の雨が少なかったせいか、例年にも増して甘い。

# by enzian | 2004-09-01 23:59 | Trackback | Comments(0)

インド研修

昨年のこの時期はインド研修の真っ最中だった。二週間(!)の余裕を作るために、出発の前後は日に夜を継ぐ生活を何ヶ月か続けた。今では半日の余裕をつくるのもしんどい。

# by enzian | 2004-08-28 23:59 | Trackback | Comments(0)

草むしり

庭の草むしりをする。この時期草むしりをするのは藪蚊に献血をしてやっているようなものだが、伸び放題、しかも風にそよそよ穂を揺らしはじめた雑草に辛抱できず。庭はすっきりしたが、足は痒い。

# by enzian | 2004-08-26 23:59 | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――波照間島(2)

波照間島(2)

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# by enzian | 2004-08-22 23:54 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――波照間島(1)

有人島では日本最南端。「はてるま」の由来は「果てのうるま(サンゴ礁)」であると言われている。星の観測には好条件が揃っており、全88星座のうち84星座が見える。南十字星が見える(12月中旬~6月末)ことで有名。広大なサトウキビ畑、おそるべき美しさの海をほこる。何もない島だが、何もないということがめったにない贅沢さなのだ。

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# by enzian | 2004-08-22 23:53 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――小浜島

八重山の中央に位置することから、“八重山のてんぶす(へそ)”と言われる。サトウキビ畑と牧場と昔ながらの民家が並んでいる。NHKのドラマ、「ちゅらさん」の舞台となったことで有名(ただし、私は知らない)。残念ながら二つのリゾートホテルができてしまい、こんなところに行くのにもゴルフバックオヤジと出会わなければならなくなったことは、残念としか言いようがない。

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# by enzian | 2004-08-22 23:52 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――西表島(2)

西表島(2)

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# by enzian | 2004-08-22 23:51 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――西表島(1)

島のほとんどが深い亜熱帯のジャングルに覆われている。八重山のなかでも、もっとも手付かずの自然を堪能できる島。沖縄県では、沖縄本島につぐ大きさ。古来から米作が行われていたという。さまざまな固有種が生息することは有名。この島の道路は島を一周しておらず、道路があるのは島の4分の3のみ。しかも意外に大きいので、魅力を満喫するためには、何日か宿泊する必要がある。石垣島に宿泊して、フェリーで渡航して見られるものには限界がある。

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# by enzian | 2004-08-22 23:50 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――黒島

島全体がハートのかたちをしていることから、“ハートランド” とも呼ばれる。人よりウシの数(3000頭)が多い牧畜の島。ほとんどが牧場地。毎年2月には盛大な「黒島牛まつり」が行われる。牛まつり以外のシーズンはその他の島々ほどには観光客もおらず、ほとんど観光地化されていない。「島巡り」ツアーのスケジュールに入ることもない。竹富島が見られることを常に意識している島だとすれば、黒島や波照間島はそういうことをまったく意に介していない。海もサンゴ礁もきれいだし、南十字星も見える(1月~6月、満月を除く日)ので、もう少し宣伝すれば人も来るだろうけど、もちろん宣伝して欲しくない。

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# by enzian | 2004-08-22 23:49 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――竹富島(2)

竹富島(2)

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# by enzian | 2004-08-22 23:48 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(2)

八重山諸島――竹富島(1)

古い集落と景観が条例によって保護されている。赤瓦の屋根、サンゴの白い道、咲き乱れる美しい花々。そこに水牛車がゆっくりと歩いている。八重山に行って、沖縄本島では失われた原風景を見たいと思うなら、まずここが手ごろだろう。この島に滞在して、いつまでも帰れない若者は多いという。その気持ちはよくわかる。9月ないし10月に行われる種子取祭が、国指定無形文化財に指定されている。

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# by enzian | 2004-08-22 23:27 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――石垣島(2)

石垣島(2)

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# by enzian | 2004-08-22 22:54 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

八重山諸島――石垣島(1)

以下は、とある時期にとある場所に貼り付けていたものなのですが、ゆえあって、こちらに移動したものです。ぐだぐだの写真だし、情報も古くて何の役にも立ちそうにないのですが、捨てるには忍びないので、こちらに貼っておきます。

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八重山諸島は、大小19の島々からなる島群で、沖縄本島の南西、400km余りの地点に位置します。全体として、八重山諸島はすでに観光アイランド化してしまった沖縄本島(特に那覇はそうですね)が失いつつあるものを保存していますが、それだけではなく、それぞれの島が本島とは異なった、えも言われぬ独自の伝統文化(と自然)をもっており、それが、異質の原風景を求める旅人をひきつけてやまない理由なのでしょう。旅人は、異質の原風景との対比のなかで、もっとも身近にある自分を再確認しようとするのでしょうか。

ここでは、私の目から見たそうした島々を、ほんの少しだけ紹介します。なお、貼付している写真は、カメラマンとしての腕の悪さと、生来の雨男という悲しい性のために、原物のよさを正確に描写しているとは到底言えないものであることを申し添えておきます。

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# by enzian | 2004-08-22 22:28 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(2)

インドの動植物(2)

その2

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# by enzian | 2004-08-22 21:48 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

インドの動植物(1)

以下に紹介する写真は、2003年度のインド仏教遺跡研修旅行「インドの宗教と文化」の際に撮影したものです。ガンジス川やタージマハールといったインドの有名どころ、仏像や仏跡といったものはあえてはずしてあります。

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# by enzian | 2004-08-22 21:23 | ※リュック背負って | Trackback | Comments(0)

明け方の祖母

明け方の夢に祖母が出てくる。祖母は滅多に出てこないので内容を覚えておこうと思ったが、目を覚ましたらすっかり忘れている。三つぐらい話したような。ひとつは祖父のこと。あと二つはまったく覚えていない。忘れたいことはいつまでも覚えていて、忘れたくないことはさっさと忘れてしまう。そういうものなのだろう。

# by enzian | 2004-08-17 23:59 | ※その他 | Trackback | Comments(0)

合掌の憂鬱

墓参りに行く。昔から合掌が嫌いで、どうしてもこうしてもぎこちなくなる。小さな子どもが「手と手を合わせて幸せ(皺合わせの語呂?)」と言うコマーシャルがあったような気がするが、手を合わせることの意味がわからないのだ。それなりに本も読んだし、人の意見も聞いてきたつもりだが、いまだに解せない。意味はなくとも、敬虔な気持ちになったときに自然に手を合わせてしまうのが人間というものなら、当分、人間にはなれそうにない。

# by enzian | 2004-08-15 23:59 | ※街を歩く | Trackback | Comments(0)