鬼畜

方々で言われる。毎日言われる。老若男女を問わず言われる。「怖い」と。そらそうだろうと思う。自分が授業をすっぽかしていても時間にはうるさいし、手を抜こうとする学生には零下20度ぐらいの心で接する‥‥等々。残念だが、こうした怖さについてはなんとかできそうもないし、心底なんとかしようとも思っていない。

とはいえ、「怖い」と思われてよいことなどない。恐怖による支配は建設的なものをなにも生まないし、いったん「怖い」と背を向けた心を元に戻すことは至難だろう。そこで、参考までになにが怖いのか聞くようにした。「厳格だから」を予想したのだが、「目が怖い」ということだった。そういえば、私語を注意したぼくの目を「鬼畜の目」と評した学生がいると聞いたことを思い出した。この目は母からもらったもの。なにを言われてもさしてこたえないが、そのときばかりは、しみじみ母に申し訳ない気持ちになった。
by enzian | 2010-07-24 13:49 | ※キャンパスで | Comments(0)

身の周り半径5メートルほどにある、なにげない日常をささやかに見つめ直します。


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