ぴょんぴょん保護

学校帰りにとある写真展に行った。昆虫の写真展だから、また夏休みということもあって、親子づれが多い。胸をときめかせて、きらきらした目で昆虫を見る少年たちの姿はいい。それはほかでもない、かつての自分の姿でもあるからだ。そうだ、ぼくはぼくが好きなのだ。でも今日の主役はとある少女に譲ろう。

お母さんが話しかける。「この写真集、お父さんに言って買ってもらおうね」。その瞬間、少女はぴょんと飛び上がった。そしてぴょんぴょんして360度回転した。嬉しさのあまり、地上から10センチ離陸したのだ。着陸しつつ円を描いたのだ。見ていてこちらも嬉しくなった。

いつしかこの少女も、感情と行動を直結しないことが大人の条件だと考えるようになるのだろうか。それは一理あるのだが、なんとか今日の「ぴょんぴょん」ぐらいは残しておいて欲しい。ぴょんぴょんし続けてはくれないか。そういうのを悪用されても困るけどね。
by enzian | 2010-07-19 23:20 | ※街を歩く | Comments(0)

身の周り半径5メートルほどにある、なにげない日常をささやかに見つめ直します。


by enzian
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