外向的なウナギと内向的なアナゴ

東京ではわたしくしはウナギであったが、京都にもどるとやはりアナゴになっているのである。というようなことをいうと、「ついにenzianがおかしくなった」というひとがいるかもしれないが、もともと総じておかしいから、これ以上おかしくはならない。

そういうことではなくて、わたくしにとっては、ウナギとは店の軒先でぱたぱたと焼かれていて、その恐るべき匂いで行き交うひとの足を止め、大金を払わせるという外向的であからさまなものであり、アナゴとはもっぱら穴のなかに閉じこもっているもの、料理されるとしても人知れず奥の調理場で調理され、特別の匂いでひとを寄せるということもなく、はっと気づくと深川めしに乗っているような内向的で奥ゆかしいものなのである。

25日以降はほとんど家を出ず、家アナゴのような生活をしている。わたくしはアナゴが好物であるが、かといって毎日毎日アナゴではくたびれてしまう。たすけてウナギ。
by enzian | 2012-01-07 23:54 | ※その他 | Comments(0)

身の周り半径5メートルほどにある、なにげない日常をささやかに見つめ直します。


by enzian
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