身の周り半径5メートルほどにある、なにげない日常をささやかに見つめ直します。


by enzian
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執念なのだ。

どんな小さなものでも、ゼロから作り上げていくには執念が必要だということを忘れていた。ヘーゲルは偉大なことがなされるにはパッション(ドイツ語のPassion)が必要だと言ったけど、日本語の語感では「パッション」では弱い。ぼくの個人的な語感では、パッションなんぞ、リゾート地のプールサイドで飲むトロピカルドリンクの印象なのだ(パッションフルーツと間違えているらしい)。ともかく、ぼくは「執念」と言いたい。小さな論文でもそうだけど、ゼロから組み上げていくためには執念がいる。だけど、できあがった論文自体はすっきりきれいに整理されているから(当たり前だ、ごてごてしていたら論文として人前に出せない)、その執念はほとんどみえなくなってしまっている。執念を注げば注ぐほど、それはすっきりきれいに、なだらかになっていくのだ。この矛盾に耐えられない者はなにもつくれない。そして思うのは、こういう執念を継続するには、ときどき「腹の底から笑う」ようなことが欲しいということ。執念に満ちているからこそ、仕事には笑いが欲しい。
by enzian | 2018-03-25 09:40