身の周り半径5メートルほどにある、なにげない日常をささやかに見つめ直します。


by enzian
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他者を造る。

夕べはあれやこれやにわずかに一息ついて、ハードディスクにたまった番組を観ていた。慶派(運慶とか快慶とかのあれです)を継いでいる仏師の番組があっておもしろかった(以前、観たような、観なかったような)。その仏師はかつて自分が造った仏像にときどき会いに行って、熱心に手を合わせて見つめていた。自分が造り上げたものに手を合わせ頭を垂れるというのはどういう気持ちなのだろう。手塩にかけて自分が造り出したもの。それはほかの誰でもない自分のものなのだけど、それがあるとき自分をこえて他者となっていく。ここまではよくありそうな感じなのだけど、この仏像は親とも友だちとも先生とも似ていなくて、身の回りのどの人間よりももっと別の他者なのだ。そしてもっと複雑なことに、この別の他者はなぜか自分に近寄ってもくる。わかりにくい文章でまことに申し訳ないこってす。
by enzian | 2018-04-14 10:53