身の周り半径5メートルほどにある、なにげない日常をささやかに見つめ直します。


by enzian
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2006年 05月 28日 ( 1 )

どこかズレている。

街を歩いていると、こんなもの本当に必要なのだろうか??と考え込むものがある。ハンドドライヤーもそのひとつだ。洗面所で手を乾かす際に使うものだが、これを使って「濡れた手が、あ~さっぱり乾いた」などと思ったことはない。強い風でいちおう大きな水滴は飛ぶが、手が濡れたままであることには変わりない。毎回、使ってみることにするが、それは乾かすためというより、「どこがドライヤーやねん!」とツッコミを入れて、バカにならない税金を注ぎ込まれた無用の長物に小市民的な憂さ?を晴らすためだ。ペーパータオルよりは資源の無駄遣いをしないようにも思えるが、使用電力を考えれば、古紙を使ったペーパータオルの方がましなのかもしれない。もちろん、あれこれ考えるより、自前のハンカチを使えばそれですむことなのだ。

新聞を読んでいたら、ホテルや博物館や図書館など、音が気になる場所での需要を伸ばそうと、各メーカーがハンドドライヤーの静音化に取り組んでいるという記事があった。メーカーには、“静音化” の前に “有効化” に取り組んだ方がいいという気はないのだろうか? もちろん、そんなことをすれば、自分たちの過去の失敗を認めることになる。

そんなこんなで、それまで設置されていたものは、またどこからか資金を注ぎ込まれて新しく “静音化モデル” にとって代わってゆくのだろう。タオルがペーパータオルに、ペーパータオルがハンドドライヤーにとって代わったように。そして大切なことを忘れて、ぼくらは濡れたままの手できっとこう言うのだ。「ハンドドライヤー、前のものより静かになってよかったね。」
by enzian | 2006-05-28 16:46 | ※街を歩く | Trackback | Comments(53)